ベトナム国内、政府関係者や一般市民を含め、中共に対する警戒感は非常に強い。中共に対する信頼関係はすでに断たれている2023年12月12日、ハノイにあるベトナム共産党中央弁公庁を訪れたベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長 (Photo by MINH HOANG/POOL/AFP via Getty Images)

重要会議中に途中退場 なぜ中共党首は急いでベトナムに行ったのか

未だ、中国共産党(中共)第3期中央委員会全体会議が開催されないという異例な事態の中、中央経済工作会議(CEWC)が12月11~12日に北京で開催された。この会議では中共党首の習近平は中心人物であるが、途中で退場し、国事訪問のためベトナムへ向かった。中国の経済は現在どのような状況にあるのか。習近平はなぜ途中で退場したのか。また、ベトナムは習近平にとってどのような重要な意味を持つのか。

政治経済評論家の李一平氏は新唐人テレビの番組『菁英論壇』で、中共のこの会議について、最終的に新華社が通報を出し、中国の現在の経済状況を何らかの形で伝えたが、それは曖昧で軽い言葉で述べられていたと指摘した。

例えば、中国には多くの問題があるとし、第1にあげたのは、一般市民にはお金を消費する余裕がない、または少しの余裕があっても消費する勇気がないことだ。

▶ 続きを読む
関連記事
中共の五中全会を前に、全国政協副主席の胡春華が重要会議を欠席し、失脚説や家族の連絡途絶説が浮上した。中共内部関係者は体調不良が理由だと説明する一方、政治的復権は困難との見方を示した
米軍が2026年の部隊配置を見直し、インド太平洋地域で中共軍への対抗を強化。第1列島線を重視し、日本・フィリピンとの連携や長距離ミサイルの配備を進めている。台湾有事を見据えた米軍の戦略とは
ノーベル経済学賞は、理論の正しさを保証するものではない。景気変動を抑える政策に目を奪われるあまり、その根本原因を見失っていないか。筆者はオーストリア学派の視点から、金融緩和が生むゆがみと経済学の本質を問い直す
欧州で拡大する激しい暴動と、世界で加速する国境の形骸化。一見無関係に見える「街頭での暴力」と「グローバリズム」の裏に潜む計画的な破壊工作とは?ニュースの表面からは見えない社会危機の構造を解き明かす
中間選挙後のトランプ弾劾の可能性をニクソン辞任劇と比較。ベトナム敗退の歴史から台湾侵攻リスクを警告しつつ、レーガン流の強硬路線による抑止シナリオも対比して今後の米中関係と国際秩序の行方を占う