中国共産党(中共)は金融業界の取り締まりを強化し、多くの金融高官が失脚した。 最近、天津にある華夏銀行の支店長がビルから転落して死亡したことが警察により確認された(WANGZHAO/AFP/GettyImages)

中国の金融危機の本質とは何か 中国に地方割拠が起こる可能性

中国における金融危機も第二波が始まり、不動産企業やシャドーバンキング(影の銀行、通常の銀行融資を受けられない相手に、高金利で貸し付けたり、投資したりする)の破綻に続き、銀行の危機も深刻化している。中国共産党(中共)は金融業界の取り締まりを強化し、多くの金融高官が失脚した。

最近、天津にある華夏銀行の支店長がビルから転落して死亡したことが警察により確認された。専門家は、中央政府が地方政府への財政支援を行わない場合、地方政府は自らの財源を探す必要があり、清末時代の地方割拠(権力者のそれぞれが自分の領地を根拠地として勢力を張ること)の状況が再現される恐れがあるとしている。

「大紀元時報」の総編集長、郭君氏は、新唐人テレビの番組『菁英論壇』で、中国の華夏銀行の不良債権率が特に高いと述べた。表面上の赤字だけでも400億元(約8千億円)以上に上り、隠れた赤字はさらに多い。中国共産党は金融業界に対する大規模な監査と取り締まりを行っており、最近の報道によると、多くの金融高官が失脚している。 

▶ 続きを読む
関連記事
誰も見ていない空っぽのホームで、去りゆく列車に深く頭を下げる一人の駅員。その一礼から、中国の古典が教える「慎独」の精神を紐解く。見返りを求めない純粋な誠実さと、現代人が忘れてはならない「礼」の真価
周知の通り、現在、中国共産党(中共)政府は人工知能の一部の指標、例えばコストやアルゴリズム効率などで優れた成果 […]
2026年上半期、中国のGDPは4.7%増えた一方、小売売上高は1.3%増にとどまった。都市部の消費低迷、住宅ローンの純減、預金の資産運用への流出、約1億人に及ぶ債務問題から、中国経済の実態を読み解く
トランプ氏は、中共が2020年米大統領選に介入したと主張した。問題は、結果を変えたかではなく、介入の試みがあったのかだ
指令なき思想の統一はいかにして起きるのか。グラムシの「文化的覇権」を手がかりに、メディアや娯楽、教育を通じて無意識に深まる言論の均質化と、その基盤となる「道徳的機構の空洞化」の構造を鋭く解き明かす