米国のグラハム上院議員は中共が台湾を侵略しようとするなら、地獄のような制裁を立案すると述べた(Photo by Alex Wong/Getty Images)

米上院議員 台湾侵攻の場合 中共に制裁案を立案

現地時間12月20日、米国共和党上院議員であるグラハム氏は中共(中国共産党)が台湾を侵略しようとするならば、地獄のような制裁を立案すると述べた。この発言は、中共党首・習近平がバイデン米大統領に台湾を統一すると語ったことに対する反応だ。

リンジー・グラハム上院議員は、両党の議員とともに「台湾のための強力な防衛補完案を作成する。次に、中国が台湾を奪取する行動をとった場合に適用される、『地獄の制裁』を事前に草案する」と述べた。

同氏は、共産中国に「地獄の制裁」を課せば、中国が台湾を奪おうとするのを抑止できると述べた。

米国NBCは、3人の現役、元米政府高官らの話を引用し、習近平は11月の米中会談で、北京は台湾を「統一」するが、その時期はまだ決まっていないと語ったと報じた。

これに対し、グラハム議員は「中共は対価を払わずに、強圧的なやり方で世界秩序を破壊できると考えるなら、中共にとって、プーチン氏のウクライナ侵攻の決断が賢明なものに見えるだろう」と語った。

中共は一日も台湾を統治したことはないが、長い間、台湾の主権を主張してきた。しかし、台湾政府は、台湾の将来は2300万人の国民が決めるべきだとしている。

グラハム氏は常に台湾を強く支持してきた。今年4月、同氏は「フォックス・ニュース・サンデー」で、台湾防衛のために「米軍を派遣することに前向きだ」と述べ、米国の「戦略的曖昧さ」政策は機能していないと指摘した。

FOXニュースのキャスターであるシャノン・ブリーム氏は、台湾海峡の両岸で緊張が高まった場合、米軍の台湾駐留を認めるかどうかグラハム氏に尋ねた。 グラハム氏は、米国議会は米国が台湾と防衛協定を結ぶべきかどうかを自問する必要があると答えた。

「議会が直面している問題は、台湾との防衛協定を結ぶべきかどうかだ。我々はそれを結ぶべきではないのか。私は米軍を動員して台湾を守ることに賛成する。なぜなら、それは我々の国家安全保障の利益に合致するからだ」

グラハム氏は、台湾は民主主義国家であるため、台湾への援助を支持すると述べた。 さらに、「台湾での訓練を増やし、台湾が必要とするF-16を提供するだろう」と付け加えた。

「一つの中国政策を信じているが、台湾は民主主義国家なので、台湾のために戦うつもりだ。 我々は何十年も台湾とともに歩んできた」と語った。

関連記事
ドナルド・トランプ前大統領は木曜日、現在進行中の裁判に関連して特定の人物に言及することを禁じた裁判官の箝口令について、自身の弁護士がニューヨーク州控訴裁判所に対して裁決の求める申し立てをしたことを確認した。
バイデン政権は、イスラエルへの一部の軍需品の納入を遅らせている。ロイド・オースティン米国防長官は5月8日、上院歳出委員会の公聴会で、イスラエルによるガザ南部ラファ包囲の可能性を考慮し、国防総省がイスラエルへの武器輸送計画を一部見直していると発言した。
歴史的な経験から、米国が共和党政権になったとき、韓国が左翼政権になれば、在韓米軍撤退が進展することになる。2024年米大統領選の結果によっては、日本を取り巻く国際環境が大きく変化するのだ。
  バイデン政権が推進する学生ローンの免除に続き、進歩派議員らは、5月8日に提出した新法案を通じて、 […]
元第8空軍司令官のE・G・バック・シューラー氏は、「Defense post」に掲載された最近の記事で、米国の自動車メーカーにガソリン車の販売を中止させ、電気自動車(EV)への切り替えを強制することを目的としたEPAの新しい排ガス規制は、米国を中国の言いなりにするだろう」と警告した。