米エネルギー長官 対イラン戦争は数週間以内に終結 原油価格は下落へ

2026/03/16 更新: 2026/03/16

中東での戦争は世界のエネルギー供給に多大な衝撃を与えており、ホルムズ海峡の航行が阻害されたことで、国際的な原油価格が大幅に急騰している。国際エネルギー機関(IEA)は市場を安定させるため、4億バレルを超える石油備蓄を放出する方針だ。米国のライトエネルギー長官は3月15日、戦争は「今後数週間以内」に終結し、それに伴い原油価格も下落に転じるとの見通しを示した。

IEAは15日、史上最大規模となる4億バレル以上の石油備蓄を市場に放出すると発表した。アジア太平洋地域の備蓄は直ちに放出され、欧州および米州の備蓄は3月末までに供給される予定である。

戦争による市場の激しい動揺を受け、北海ブレント原油先物と米国産WTI原油先物の価格はすでに40%以上急騰し、2022年以来の高値を記録した。

イランとの戦争が勃発する前、北海ブレントの価格は1バレル70ドル前後であったが、現在は100ドルに達しており、わずか数週間で25ドル以上も暴騰した。WTIの価格もこの1週間で大幅に変動している。先週の取引開始時には116ドル以上に急騰したが、週半ばには一時80ドル以下まで急落し、先週金曜日の終値は99.3ドルとなった。

ライト米エネルギー長官は15日、エネルギー供給に「短期的な分断」が生じており、米国市民はその影響をあと数週間は受けるだろうと述べた。しかし、米国とイランの戦争は「今後数週間以内」に終結すると予測しており、その後は石油の供給が回復し、価格も下がると強調した。

また、ライト氏は、米国よりもアジア諸国の方がホルムズ海峡を経由するエネルギー供給への依存度が高いと指摘した。依存度が最も高いのは中国であり、日本、韓国、その他アジア諸国がそれに続く。

戦争勃発前、ホルムズ海峡は1日あたり約2100万バレルが通過しており、その供給量は世界の石油流通量の約5分の1を占めていた。

鄭聖勳
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