12月27日、韓国外務省は、武器取引やサイバー攻撃などの違法な活動を通じて北朝鮮の核・ミサイル開発に関与したとして、同国の8人を制裁対象に追加したと発表した。写真はジュネーブで2014年10月撮影(2023 ロイター/Denis Balibouse)

韓国、北朝鮮情報機関トップら8人に制裁 核・ミサイル開発に関与

[ソウル 27日 ロイター] – 韓国外務省は27日、武器取引やサイバー攻撃などの違法な活動を通じて北朝鮮核・ミサイル開発に関与したとして、同国の8人を制裁対象に追加したと発表した。北朝鮮の情報機関、偵察総局の李昌鎬局長らが含まれる。

同省の声明によると、「8人は違法なサイバー活動を通じた外貨稼ぎや技術窃盗、武器を含む制裁対象物品の取引を行うことで北朝鮮の体制に利益をもたらし、核兵器やミサイルの開発資金を調達することに関与していた」という。

北朝鮮は18日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の発射実験を実施し、韓国と米国は国連安全保障理事会決議に違反するとして強く非難していた。

韓国は昨年10月以降、北朝鮮の兵器プログラムに関連して83個人と53事業体を制裁対象に指定している。

関連記事
元北朝鮮駐英公使のテ・ヨンホ氏は、ロシアで戦う北朝鮮兵士に対し脱北を呼びかけた。テ氏は自由アジア放送のインタビューで「稀有な亡命の機会」と述べ、韓国への逃亡を勧めるとともに、兵士たちが金正恩のために命を犠牲にする必要はないと強調した。国を裏切る国の指導者、金正恩とはそういう人間ということだ。歴史には彼の汚名と犯罪しか残らないだろう。
70年前、旧ソ連は武器とパイロットを提供し、北朝鮮が朝鮮戦争に参加することを支援した。しかし今、北朝鮮は遠く離 […]
NATOのルッテ事務総長は28日、ロシアに派兵された北朝鮮軍部隊がロシア・クルスク地域に配備されたことを確認したと明らかにした。米国防総省は、北朝鮮が戦闘に加わった場合、米国はウクライナによる米兵器の使用に新たな制限を課さないと発表した。
韓国のLG化学が、ソウル中央地方裁判所に対し、特許侵害で中国の正極材メーカー容百新能源科技の韓国子会社である載世能源を提訴した。EV向け大型電池の特許技術をめぐる韓国企業による中国企業への訴訟は今回が初めて。
日米韓3カ国の安全保障担当官は25日、ワシントンで協議を行い、北朝鮮がロシアに派遣した兵士がウクライナの戦線に投入される可能性について「重大な懸念」を表明した。米ホワイトハウスが発表した。