台湾の軍事船は、中国共産党が米国議会議員との台湾大統領との会談に対応して近くに軍艦や戦闘機を配備した後、2023年4月に松諸島周辺をパトロール (IMAGE CREDIT: AFP/GETTY IMAGES)

選挙が近づく台湾、中国共産党の威圧行動と情報操作に警戒

来たる台湾総統選挙で中国共産党の干渉が予想され、民主統治下の台湾は警戒を強めている。

ロイター通信によると、台湾の蔡明彥国家安全保障局局長は、「中国共産党が選挙に介入する方法は非常に多様化している」と議員らに警告した。

選挙の妨害を目的とした中国共産党の戦術には、軍事的圧力、経済威圧行動、報道機関やソーシャルメディアなどを通じた偽情報の拡散などがある。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の桃園市で、台湾人を高収入の仕事で誘い、中国へ移送して臓器を摘出しようとしたとされる越境人身売買事件が摘発された。被害者3人は住宅に監禁され、港から中国へ送られる計画だったが、警察が移送前に阻止した。
香港初代行政長官の董建華が死去、89歳。親中派実業家・霍英東を介して江沢民と接点を持ち、政界へ。親中路線を推進し、香港のその後に大きな影響を及ぼした
台湾で暮らすため、結婚まで利用する。中国人男性の偽装結婚が問題に。背景には、経済不安と自由への憧れがある
中国共産党(中共)は軍上層部の粛清を続ける一方、台湾を包囲する海空軍の活動を拡大し、封鎖演習も行っている。当初7人だった中共中央軍事委員会のメンバーは、習近平と張升民の2人だけになったと報じられている。中国本土の研究者は、中共軍の指揮系統が動揺する中で台湾への軍事的圧力も並行して強まっており、台湾海峡で誤算や衝突が生じるリスクが高まっていると指摘した。
中国の人権派弁護士、王夏紅氏が家族とともに台湾で庇護を求めた。シオン教会の弁護を担当したことで中共当局から圧力を受けており、台湾当局は一家4人に「人道的滞在」を認めた