13日投開票の総統選挙で勝利した台湾次期総統の頼清徳氏は、民進党党本部の集会で支持者に語りかける(Photo by Annice Lyn/Getty Images)

日本外相・要人、頼清徳次期総統に祝賀メッセージ 「民主主義を守る闘いに勝利」

13日に行われた2024年台湾総統選では、民進党の頼清徳氏が550万票以上を獲得し、勝利を納めた。民進党政権が3期目に突入するのは初となる。日本の外相や政治家は次期総統に就任する頼清徳氏に祝賀メッセージを送った。

上川陽子外相は同日に談話を発表。頼清徳氏への祝意を表明するとともに「台湾は我が国にとって基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人」と述べた。中国共産党による軍事的圧力等の課題を念頭に、「台湾をめぐる問題については、対話により平和的に解決されること、また、地域の平和と安定に寄与することを期待する」とした。

自民党の片山さつき参院議員は「保守派にとって嬉しい速報」であると表明した。小野寺五典衆院議員は、新総統への祝意と共に、今後の総裁就任までの人事や外交構築などに期待を寄せた。予想される中国共産党による嫌がらせについて「気がかり」だと言及した。

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