ビルの屋上に座り込み「自殺」をほのめかして、未払い給料の支給を求める労働者の姿。(SNS投稿動画よりスクリーンショット)

ビルの屋上で「給料くれなきゃ、飛び降りるぞ」 理不尽すぎる末世の中国

「給料を払ってくれ。さもなければ飛び降りる」。そう言って、ビルの屋上に座り込む労働者の姿を映した動画は、しばしば中国のネットに出回っており、もはや珍しい光景ではなくなった。

彼らは、本当に死にたくて屋上にいるのではない。きちんと働いた分の給料をもらって、親や家族を養い、最低限の生活をしたいだけだ。しかし、もらう権利があるはずの給料が、すでに何か月も支給されていないのである。

それがただの演技ではなく、本当に飛び降りて自殺してしまうケースもある。それほど彼らは、どうにもならない絶望感に追い詰められているのだ。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の飛び込みの金メダリスト全紅嬋が大会欠場へ。けがとするが、直前には集団中傷も。貧しい家庭出身で人気の選手に何が起きているのか
中国のオフィス空室率が3割近くに。上海の交通拠点・虹橋でも賃料が10年以上前の水準へ。外資撤退で需要が消えつつある
中国映画が失速。連休直前に上映取りやめが続出。客が入らず公開見送りが相次ぎ、市場低迷が鮮明に
米下院特別委員会が発表した最新報告書で、中国の鉱業企業が世界各地で引き起こす汚職や環境破壊、人権侵害の実態がレポートされた。重要鉱物の覇権を狙い「鉱物マフィア」と化す中国企業の暗部を告発している
中国で「反スパイ」強化を背景に、海外からの帰国者が重点監視対象とされ、言動や交友関係まで記録される動きが各地で広がっている。監視網の社会的拡大が指摘されている