2月16日、欧州連合(EU)欧州委員会は、中国の国有鉄道車両大手、中国中車の子会社がブルガリア府の公共調達入札に参加した際、中国政府から受けた補助金で不当な優位性を得たかどうかについて調査を開始した。写真はEUの旗。ブリュッセルで昨年9月撮影(2024 ロイター/Yves Herman)

EU、中国の鉄道車両メーカーを調査 新たな外国補助金規制下で初

Foo Yun Chee

[ブリュッセル 16日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会は16日、中国の国有鉄道車両大手、中国中車の子会社がブルガリア府の公共調達入札に参加した際、中国政府から受けた補助金で不当な優位性を得たかどうかについて調査を開始した。

昨年7月に施行した、公正な競争をゆがめる補助金に対抗する「外国補助金規制」下で初の調査。

中国中車傘下の中車青島四方機車車両は先月、新規制に基づき欧州委に入札に参加する意向を通知した。

欧州委は予備調査により「域内市場をゆがめる外国補助金を得ている」ことが十分示されたため、本格調査が必要になったとした。

その上で、中国中車からの金融支援が補助金に該当するかや、これにより中車青島が不当に有利な条件で応札できたかどうかを調査すると説明した。

欧州委は、不当に有利な応札を行えばブルガリア政府の公共調達手続きに参加する他の企業が販売機会を失う可能性があるとした。

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