中国人権弁護士の娘が都内で死亡 出国妨害で面会かなわず 昨冬には何度も涙する姿も
中国の人権派弁護士、唐吉田氏の娘である唐正琪さん(27歳)が東京都内で亡くなった。支援者が明らかにした。唐氏は、中国共産党に弾圧されている法輪功の学習者を弁護したため弁護士資格を剥奪され、出国を禁止されるなど多くの不利益を被っている。
娘の正琪さんは大学入学の準備をしていた2021年4月に結核を発症し、都内病院で治療を受けていた。唐氏は正琪さんに面会するため、幾度となく来日を模索していたが、中国共産党の妨害に遭い、願いが叶うことはなかった。
唐氏は2009年、中国共産党の弾圧を受ける法輪功の学習者などのために弁護活動を行い、弁護士資格を剥奪された。唐氏は、法輪功の学習者らは中国憲法と国際人権法の下で保護された信仰を実践しているだけで、何ら悪いことをしていないと主張していた。
唐氏はその後、身柄の拘束や出国禁止などの不利益を被ってきた。2023年11月、中国のSNS「微信(ウィーチャット)」のグループトークで義母の訃報を明らかにしたのが、唐氏自身による最後の発信となっている。米メディア「ラジオフリーアジア」によれば、唐氏は葬儀に向かう途中で連れ去られ、それ以来音信不通になった。
娘の訃報は、今月7日、支援グループが早期開放や出国許可を強く求める声明を発表してまもなくのことだった。娘とその看護を行う元妻を想う唐氏は、何度も涙を流していたという。
関連記事
米人権団体フリーダム・ハウスの報告書で、中国のインターネット自由度は100点満点中9点となり、最低評価を記録した。中国本土では同団体の公式サイトへのアクセスが遮断され、上海の人権活動家も投稿記事を理由にアカウントを停止された
新たな調査報告書が、中国の臓器移植システムに巣食う闇を暴いた。党組織による徹底的な統括と隠蔽構造、そして強制的な臓器摘出の実態に迫る
産経新聞の元北京特派員でジャーナリストの古森義久氏が17日、日本ウイグル協会主催で、東京都文京区民センターで、 […]
ブランチ米司法長官は、中国共産党による越境弾圧への対応を司法省の「最優先事項」と表明した。FBIや財務省など政府機関のあらゆる手段を活用し、関係者への捜査・訴追を続ける方針を示した
中国の俳優・王星が昨年だまされてミャンマー東部ミャワディに連れ去られた事件で、新たな捜査資料が明らかになった。王星は4日間で3回転売され、人身売買組織は学歴やタイピング速度などを基準に被害者を値踏みし、最大20万元で売買していた