世界最大の炭素排出国である中国が2023年に認可した石炭火力発電容量は前年比10%増の114ギガワット(GW)だったとする調査結果を、米シンクタンクなどが22日に発表した。気候変動対策目標を達成できない恐れがあるという。写真は陝西省の玉衡工業地区付近の建設現場を走るトラックで2023年11月撮影(2024年 ロイター/Ella Cao)

中国の石炭火力発電、23年認可容量10%増 気候目標に暗雲=調査

[シンガポール 22日 ロイター] – 世界最大の炭素排出国である中国が2023年に認可した石炭火力発電容量は前年比10%増の114ギガワット(GW)だったとする調査結果を、米シンクタンクなどが22日に発表した。気候変動対策目標を達成できない恐れがあるという。

米グローバル・エネルギー・モニター(GEM)とヘルシンキを拠点とするエネルギー・クリーン・エア研究センター(CREA)の分析によると、21年に電力不足が相次いだのを受け、中国では石炭火力発電の認可ラッシュが起きた。

中国はわずか2年間で218GWの新規容量を承認。これはブラジル全土に電力を供給するのに十分な規模だ。

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