韓国の尹錫悦大統領は1日、日本との関係改善が北朝鮮の兵器開発による脅威に対抗するのに役立っているとの見解を示した。日本の統治下で起きた「三・一独立運動」を記念する式典で演説した。写真は3月1日、ソウルで撮影(2024年 代表撮影)

韓日の関係改善、北朝鮮の脅威抑止に寄与 尹大統領が演説

[ソウル 1日 ロイター] – 韓国の尹錫悦大統領は1日、日本との関係改善が北朝鮮の兵器開発による脅威に対抗するのに役立っているとの見解を示した。日本の統治下で起きた「三・一独立運動」を記念する式典で演説した。

来年は日本との国交正常化60周年に当たり、2国間関係が「より高いレベル」に達するチャンスになることを望んでいると表明した。

「韓国と日本はつらい過去を乗り越え、新しい世界に向かって共に歩んでいる」と述べた。

「北朝鮮の核とミサイルの脅威に対する両国の安全保障協力はさらに強化されている」と指摘した。

また韓国と北朝鮮の統一には国際的な支援が必要と訴えた。「統一は困難な課題で、われわれだけでは達成できない。国際社会は責任を持って力を結集しなければならない」と呼びかけた。

北朝鮮の「専制政治と人権侵害」を非難し、韓国政府は脱北者への支援を続けると述べた。

関連記事
韓国検察は4月24日、尹錫悦前大統領が北朝鮮の首都・平壌上空にドローンを飛行させるよう命じ、その後の戒厳令発令の口実づくりを図った疑いがあるとして、懲役30年を求刑
韓国高官の発言が波紋を呼び、米国が対韓情報提供を一部停止。これまで日量約100ページ規模で共有していた北朝鮮に関する情報が止まり、両国の安全保障協力に影響が出ると懸念している
「極めて深刻な水準」──IAEAが強い危機感を示す北朝鮮の核兵器製造能力。すでに数十発の核弾頭を保有し、寧辺では新たなウラン濃縮施設が完成したとの分析も明らかに
米イラン停戦の中、北朝鮮のミサイル発射で半島情勢が緊迫する中、中共は外交部長・王毅の訪朝を発表した。訪問は中朝協調や首脳会談の地ならしに加え、対米交渉での主導権確保を狙う動きとみられる。
北朝鮮は2日連続でミサイルを発射した。日韓両国は強く非難した。同日に北京は、中共の王毅外相が9~10日にかけて北朝鮮を訪問すると発表