防衛省は、3月16日から17日にかけて、対馬(長崎県)の南西約100kmの海域において、中国共産党海軍ミサイル駆逐艦1隻など3隻が航行したと発表した(防衛省)

中共海軍艦艇3隻 対馬海峡を通過

防衛省は、3月16日から17日にかけて、対馬(長崎県)の南西約100キロの海域において、中国共産党(中共)海軍ミサイル駆逐艦1隻など3隻が航行したと発表した。

3月16日午前8時頃、自衛隊は、対馬の南西約100キロの海域において、同海域を北東進する中共海軍ジャンカイⅡ級フリゲート1隻(艦番号「576」)及びフチ級補給艦1隻(艦番号「903」)の計2隻を確認した。これらの艦艇はその後、対馬海峡を北東進し、日本海へ向けて航行した。

また、同日午後6時頃、自衛隊は、対馬の南西約120キロの海域において、同海域を北東進する中国海軍ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦1隻(艦番号「123」)を確認した。16日から17日にかけて、当該艦艇が対馬海峡を北東進し、日本海へ向けて航行したとのこと。

海上自衛隊第43掃海隊所属「とよしま」(下関)、第3ミサイル艇隊所属「しらたか」(佐世保)及び第4航空群所属「P-1」(厚木)が警戒監視・情報収集を行った。

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