キャリアバイブルは、在職中の転職活動における悩みに関するアンケートを実施し、結果をサイト内にて公開したので紹介します。
■在職中の転職活動における悩みといえば?
仕事をしながら転職活動をするのって大変ですよね。
周囲に気付かれないように気を配ったり日程の調整をしたりなど、その悩みは尽きません。
そこで今回は事前調査で「在職中に転職活動をした経験がある」と回答した全国の男女500名を対象に「在職中の転職活動における悩み」についてのアンケートをおこないました。
「在職中の転職活動における悩みに関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査対象者:事前調査で「在職中に転職活動をした経験がある」と回答した全国の男女
有効回答:500サンプル
調査日:2024年3月9日 ~ 2024年3月11日
質問内容:
質問1:次の内、在籍中の転職活動におけるもっとも大きな悩みを1つ教えてください。
質問2:それがもっとも大きな悩みになった理由と、どのように解決しようとしたか教えてください。
◆第1位 「希望に合う転職先を見つけるのが難しい」 112票
アンケート回答者からは以下のようなコメントがありました。
自分に合う仕事が分からない(20代・女性)
希望の職種が土日休みでないことが多く、探すのがとても難しかった。結局土曜日休みをあきらめ、日曜日+平日休みのところを探すことにして妥協した。(30代・女性)
希望する職種が経験等の理由で応募できないこと。解決には至らず条件を妥協した。(30代・男性)
いろいろな転職サイトを見比べた(40代・男性)
合う条件がなく面接時に希望を聞いてもらった(40代・女性)
希望の仕事が見つかるまで無職になってしまうから。焦らずにたくさんの情報を集めて就職できるように動く。(40代・女性)
条件に合った転職先になるか、転職先について知人に相談した(50代・男性)
経歴、経験、これまでの年収が高めだから。妥協することなく、時間がかかっても探す。(50代・男性)
年齢的なもので求人が少ない。地道に情報を増やす。(50代・男性)
多くの転職サイトから情報を集めることが解決のヒントになりそうですね。
◆第2位 「面接の日程を組みづらい」 100票
アンケート回答者からは以下のようなコメントがありました。
職場によっては早番などがあるところではその帰りなどに面接に行けたが、日勤で思うように有給も取れないような職場では職安に行くのも苦労した。定時後の午後6時などに面接を組んでもらった。(30代・女性)
先方に事情を説明して可能な限り合わせてもらった(30代・女性)
面接時間を夕方以降にしてもらった(30代・女性)
有給制度を活用した(40代・男性)
休みが取りづらい職場だったので、結局は退職してから応募しました(40代・女性)
業務引継ぎ等でこちらの都合で休みが取れない。有給の有効活用。(40代・男性)
仕事をしながらの転職活動は、日程調節も含め必要書類作成等の準備も大変でした。そのため転職エージェントを利用して日程調節等の任せられる部分はやってもらう形にして、自分の負担を少しでも減らして転職活動をして1か月程で転職活動を終わらせることが出来ました。(20代・女性)
「有休を活用した」「面接時間を調整してもらった」などの声があがっていますが、中には諦めて退職してから転職活動を行った方もいるようです。
◆第3位 「周囲に気付かれないように転職活動をするのが難しい」 86票
アンケート回答者からは以下のようなコメントがありました。
忙しくない時に合わせて転職活動しました。(40代・男性)
会社を裏切っているという考えになるので、精神的にきつい。対策は耐える。(40代・男性)
会社の業績が悪化していたので、自分が辞めるとバレると周囲に波及してしまうかもしれない、と思ったのが理由。とにかく誰にも言わずにした(50代・男性)
周りにもう就活しているのを知られると、今の仕事に力を入れていないように思われるから。休暇をとって活動した(50代・女性)
周囲の人に気が付かれないように、面接に行くのに、他の理由で早退、欠勤していた(60代・女性)
「転職したいと気づかれないように有給休暇を取って面接に行った」「職場では余計なことは一切喋らない」などの声が多くあがっていました。
◆第4位 「仕事と転職活動の両立が難しい」 60票
アンケート回答者からは以下のようなコメントがありました。
仕事が忙しいと活動はなかなかできない。休みの日に探し、平日であれば有給を取るしかない。(40代・男性)
面接に行く時間がなかなか決められないこと。時間外に面接してもらえた。(40代・男性)
結局仕事を辞めてから探した。(40代・男性)
時間が取れない。休むしかない。(50代・女性)
時間がなかなか取れず苦労したが 有給休暇を利用しながら転職活動をした(50代・男性)
「面接の日程を組みづらい」や「周囲に気付かれないように転職活動をするのが難しい」と同じく、有給休暇を活用することで乗り切った方が多いようです。
◆第5位 「不採用通知によるメンタルの不安定さ」 48票
アンケート回答者からは以下のようなコメントがありました。
どうしても不安にはなるので、できる限り気分転換をするように心がけました。(20代・女性)
採用がもらえないと辞めれないし、何個もとにかく応募して採用を取った。(30代・女性)
自分が否定されているように思えるから。ほかのことで紛らわせる。(30代・男性)
時間が忘れさせてくれると思うようにした(40代・女性)
採用されたら辞めようと思っており、不採用になると能力がないのかと思い落ち込んだ。複数受けるようにした。(40代・女性)
「気分転換をする」「複数応募する」などの対応が多く挙げられていました。
◆第6位~第10位
ここからは第6位~第10位を、一部の理由とともにまとめて発表していきます。
第6位 「転職後の生活が想像しづらい」 32票
考えても意味がなかったのでやるだけやるようにした(30代・女性)
仕事が合わなかったらどうしよう。開き直ることにした(30代・女性)
今よりも悪くなったらどうしようと考えてしまうから。けれど、行ってみないとわからないと思ってきた。(40代・女性)
第7位 「資格・スキル不足」 22票
資格がないと、興味がある分野でも、受けられないから。違う分野を受けました。(20代・女性)
履歴書に書くことがなくて困った。色んな経験があることをアピールした。(40代・女性)
IT関連の仕事なのでスキルが高くないと雇用されにくいと思います。自分の力で学ぶことです。(60代・男性)
第8位 「企業のリサーチや書類作成などの時間が取りづらい」 20票
業務が忙しく調査時間が確保できなかった。早出残業で時間を確保した。(60代・男性)
今はパソコンで履歴書を作成する時代になりましたが、私が若いころは手書きしなければなりませんでした。必ずどこかで書き間違えるので、一から書き直していました。書き直しのために、時間がかなりかかっていました。(50代・女性)
第9位 「転職エージェントとの相性」 12票
話し合いが難しく感じた(30代・女性)
エージェントの担当者が変わってから、相性が良くないことがあり、元の担当に近い人に交代してもらったことがあります。以後のトラブルはなし。(40代・男性)
第10位 「家族の協力を得づらい」 8票
ちゃんと説明する(60代・女性)
配偶者の理解なしではできない。結果、自分が決めた事を強制的に認めさせた。(70代・男性)
ということで今回は、以下のようなランキングになりました。
在職中の転職活動悩みランキング、第1位は「希望に合う転職先を見つけるのが難しい」で112票、「面接の日程を組みづらい」は100票という結果になりました。
5人に1人以上は「希望に合う転職先を見つけるのが難しい」もしくは「面接の日程を組みづらい」で悩んでいるようですね。
在職中の転職活動は時間が取りづらく、希望に合う転職先を見つけるためのリサーチも充分にできない恐れがあります。
転職エージェントの力を借りれば求人の紹介から面接の日程調整まで全てお任せできるので、困った場合は転職エージェントを頼ってみるのもひとつの手かもしれませんね。
<本記事について>
・「キャリアバイブルによる調査」を引用
・ 「キャリアバイブル」の該当記事(https://nexer.co.jp/career-bible/42161)
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