2024年3月27日、内モンゴルは激しい砂嵐の影響を受けた(スクリーンショット)

中国北部地域が砂嵐で重度の大気汚染 北京は高齢者や子供などに外出制限 日本にも黄砂

3月28日、北京市は強風と砂嵐に見舞われ、大気汚染が深刻なレベルに達した。これを受け、北京市教育委員会は屋外での集会やスポーツイベントの一時中止を決定した。影響は北方の複数の省に及んでいる。

同日、北京の大気監視データによると、砂塵の影響は午前6時の時点で空気質指数(201~300でとても健康によくないレベルとされる)が500に到達し、重度の大気汚染と判定した。主な汚染源は粒子の直径が10μm(ミクロメーター)以下のPM10だった。

当局では、人の健康保護のための基準を設けており、PM10の濃度を観測したため、子供や高齢者、健康に問題を持つ人々は室内に留まるよう、また一般の人々も屋外活動を控えるよう呼びかけた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国のブロガーによれば、7月末以降に行方不明者を探す動画が全国で299本投稿され、行方不明者は各地で出ているという。主な対象は10代や20代から30代前半の若者で、大半が男性だという。
母親はどれほど絶望すれば、自らの手で我が子を落とし、自らも続くのだろうか。中国・杭州の陸橋から。
AIを悪用した「返金詐欺」が中国で爆発中。活きた蟹がAIで「死亡加工」され、買い手が拘留。業者が次々つぶれる勢いだという。
内モンゴル自治区フフホト市の商業ビルで発生した大規模火災をめぐり、インターネット上に拡散した映像と当局の発表内容が大きく食い違い、情報隠蔽ではないかとの疑念が広がっている。住民の被害状況は依然明らかになっていない
中国でまた高校生のいじめ死が発生。「孤児だ」と半年以上侮辱され続けた17歳の少年。遺族は棺を校門に運び「真相を明らかにしてほしい」と訴えている。 いま中国で何が起きているのか。なぜ子どもを守れない社会になってしまったのか。