3月28日、北京市は強風と砂嵐に見舞われ、大気汚染が深刻なレベルに達した。これを受け、北京市教育委員会は屋外での集会やスポーツイベントの一時中止を決定した。影響は北方の複数の省に及んでいる。
同日、北京の大気監視データによると、砂塵の影響は午前6時の時点で空気質指数(201~300でとても健康によくないレベルとされる)が500に到達し、重度の大気汚染と判定した。主な汚染源は粒子の直径が10μm(ミクロメーター)以下のPM10だった。
当局では、人の健康保護のための基準を設けており、PM10の濃度を観測したため、子供や高齢者、健康に問題を持つ人々は室内に留まるよう、また一般の人々も屋外活動を控えるよう呼びかけた。
北京市気象台は、この強風と砂嵐に一番低リスクの青色警報を発令し、教育委員会は屋外活動の中止を通知した。
中国(共産党政府)の中央気象台は、3月28日午前6時に強風と砂嵐の警告を出した。
中央気象台によると、27日に内モンゴルをはじめとする多数の地域で砂塵が発生し、視界が200メートル未満の場所もあった。北京では、27日夜にPM10のピーク濃度が1千マイクログラム/立方メートルを超え、最低視界が1〜2キロメートルになった。
3月27日正午頃、内モンゴル自治区シリンゴル盟のソニド右旗で強風と激しい砂塵暴(砂嵐)が発生し、最大風速は28.4メートル/秒、最小視界は88メートルに達した。
ソニド右旗の気象局は最高レベルの警報を発令し、地域内の作業や授業、生産活動、交通を全面的に中断した。強風と砂塵による悪天候は続く見込みだ。
砂嵐は日本に影響を及ぼす。日本気象庁などによりますと、3月29日~31日にかけて、北日本から西日本の広い範囲で黄砂が予想されている。
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