「今年の高卒者は全員大学に縁がなかった」…中国の教育が崩壊している
2024年の中国では、6月7日に行われた全国統一大学入試、通称「高考」の出願者数が再び過去最高の1353万人に達した。これは前年よりも62万人増、そのうち413万人が浪人生だった。しかし、2024年の大学学部の入学者数は450万人にとどまる見込みだ。つまり、2024年に卒業する高校生の大多数が大学に進学できない可能性がある。失業率が上昇するなか、中国の若者たちはどのような未来を模索すべきなのか。
中国では6月が「高考の季節」と呼ばれ、「高考」は中国の全国統一大学入学試験だ。受験生は統一試験を受け、公開された点数に基づいて志望校を選択する。十数年にわたる過酷な学習期間を経て、自分の将来を左右する一発勝負なので、中国人の人生の成否は「高考」で決まると言う。
良い大学に入学するためには高い点数が必要であり、親は子供をできるだけ様々な塾に通わせる。有名大学に入学することはすなわちエリート層になることを意味し、貧しい家庭の子供たちは良い成績を収めることで貧困から抜け出すことができる。大学入試は唯一の人生の出口ではないが、貧しい家庭の人々にとっては唯一の出口となる。
関連記事
中国本土のネット上で、ある女性が携帯電話のアカウントを停止されたことに怒り、自宅のベランダに立って、中国共産党の習近平党首とその妻・彭麗媛を激しく批判する映像が拡散された
中国湖南省瀏陽市の花火工場で5月4日、大規模な爆発事故が発生した。当局は当初、26人死亡、61人負傷と発表していた。一方、現場映像や関係者の証言が相次いで伝えられるなか、実際の被害は公式発表を上回るのではないかとの疑念も広がっている
中国・山西省太原市の商業ビルで土曜夜に火災が発生し、少なくとも3人が死亡、23人が負傷した。火は外壁を伝って上階へと急速に燃え広がり、現場では飛び降りて避難した人がいたとの情報も出ているが、実際の被害状況はなお不明な点も多い
中国で「反スパイ」強化を背景に、海外からの帰国者が重点監視対象とされ、言動や交友関係まで記録される動きが各地で広がっている。監視網の社会的拡大が指摘されている
中国の海外留学はピーク時から約2割減少し、帰国者は増加傾向にある。背景には各国の就労・移民政策の変化や中国経済の減速などがあり、留学を取り巻く環境に変化が生じている