2024年2月29日、ワシントンのハート上院事務局ビルで行われた上院軍事委員会の公聴会で発言するスティーブン・N・ホワイティング米宇宙軍大将。(Anna Moneymaker/Getty Images)

中国、宇宙軍事力強化…「日米協力で対応すべき」米宇宙コマンド司令官

4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。

ホワイティング司令官は、中国の宇宙活動が急速に進展していることに対して深刻な警戒を示した。特に、中国が宇宙を使ってその軍事的野心をさらに前進させようとしている点が強調された。

近年、中国は宇宙でのプレゼンスを大幅に増やし、特に監視・偵察衛星の数を急激に増加させ、それにより地上の軍事力をさらに強化しているとされいる。このような動きは、アメリカにとって明らかな脅威であり、それに適切に対応するための監視と警戒体制の重要性をホワイティング司令官は力説した。

▶ 続きを読む
関連記事
インテリジェンスの司令塔となる「国家情報会議設置法」が成立。高市総理は会見で、本法が情報力を高め国益や国民の安全を守るための「改革の第一歩」であると意義を強調した
日本はもがみ型護衛艦のニュージーランド輸出を推進。日豪NZの防衛協力強化と相互運用性向上を狙い、中国の海洋活動への対応も視野に協議が進む
戦後の厳格な制約の下、致死的兵器の輸出はほぼ完全に禁止されていた日本の防衛産業。日本の防衛産業の成長と米国の調達改革が組み合わさり、同盟国全体の防衛産業のあり方が大きく変わる可能性がある
イラン戦争による在庫の大量消費に伴い、米国の武器引き渡しが台湾だけでなく、日本および欧州同盟国向けの遅延している
日・ラオス外相会談が開催。中国共産党の「一帯一路」による過度な債務依存に苦しむラオスに対し、日本は「自律性・強靱性」の強化を支援。高市総理が掲げる「パワー・アジア」を通じ、中共の脅威を防御する