2024年3月25日、ワシントンの連邦準備銀行ビル(Madalina Vasiliu/The Epoch Times)

FRB地区連銀景況報告、米企業の景気見通しは悪化

米連邦準備制度理事会(FRB)が5月29日に発表した「地区連銀景況報告(ベージュブック)」によると、米国経済は2024年第1四半期も緩やかなペースで拡大を続けたが、消費者需要の減少とインフレの上昇により、企業の見通しは悲観的になった。

年に8回発表されるベージュブックは、12ある各連邦準備銀行の地区ごとの経済状況の概要をまとめたものである。各産業や地域における状況の違いを浮き彫りにしている。

ベージュブックは「不確実性の高まりと下振れリスクの増大が報告される中、全体的な見通しはやや悲観的になった」と報告している。

▶ 続きを読む
関連記事
米エネルギー情報局(EIA)は、米国の原油生産量が2026年に過去最高の日量1380万バレルに達すると予測。世界的な需要減退や米イラン情勢の緊迫化が続く中、新規プロジェクト稼働が米国の増産を牽引する
米商務省はインド、インドネシア、ラオスからの太陽光発電部材に対し高率な反ダンピング・相殺関税を最終決定した。中国企業の迂回輸出を阻止し国内製造業を保護する狙いだが、過剰在庫を巡る貿易摩擦は激化している
中国の輸出急増と貿易黒字拡大を受け、米欧など世界的な反発が強まっている。関税逃れのためのサプライチェーン迂回や見せかけの脱中国化が進む中、過剰生産を世界に押し出す中国の経済モデルへの圧力が本格化している
黒海での軍事衝突激化や観測史上最大級とされるエルニーニョの影響により、小麦価格が急騰している。肥料供給の逼迫や長期的な干ばつ懸念も重なり、世界的な食料インフレや農業生産への打撃に警戒感が高まる
幼少期の難病を食事で克服した創業者が、独自の分散型配送網で米国の有機食品流通を変革する「アズール・スタンダード」の軌跡。土壌再生と食の安全に懸けた一家の不屈の挑戦を描く