2024年3月25日、ワシントンの連邦準備銀行ビル(Madalina Vasiliu/The Epoch Times)

FRB地区連銀景況報告、米企業の景気見通しは悪化

米連邦準備制度理事会(FRB)が5月29日に発表した「地区連銀景況報告(ベージュブック)」によると、米国経済は2024年第1四半期も緩やかなペースで拡大を続けたが、消費者需要の減少とインフレの上昇により、企業の見通しは悲観的になった。

年に8回発表されるベージュブックは、12ある各連邦準備銀行の地区ごとの経済状況の概要をまとめたものである。各産業や地域における状況の違いを浮き彫りにしている。

ベージュブックは「不確実性の高まりと下振れリスクの増大が報告される中、全体的な見通しはやや悲観的になった」と報告している。

▶ 続きを読む
関連記事
市場の仕組みを無視した安易な「富裕税」を痛烈に批判。富裕層はすでに社会に多大な貢献をしており、彼らの財産を奪うことはイノベーションの阻害につながると警鐘を鳴らす論説
中間選挙を控えた米国の生活費事情を紐解く。インフレやガソリン価格の高騰、住宅ローン金利の高止まりなど、有権者を直撃する経済課題について、両党の政策実績や州ごとの違いから現状を徹底解説する
米国の2026年7〜9月期の実質GDP成長率は年率3.4%となり、市場予想の3.2%を上回った。AI関連の企業投資と個人消費が経済成長をけん引する一方、9月のコア個人消費支出物価指数は上昇し、インフレ圧力が続いている
米農務省の高官はエポックタイムズに対し、米国が対中依存の低減に向け、東南アジア向け農産物輸出を拡大していると明らかにした。ベトナム向け輸出は2025年に前年比38%増の約47億ドルに達し、輸出先の多角化が進んでいる
米トランプ大統領は10月22日、イラン紛争に伴う原油高を受け、米国内の石油生産を拡大するため、1950年制定の国防生産法に基づく大統領覚書を発出した。石油の生産・精製から貯蔵、輸送に至るインフラの整備を促し、国家安全保障に必要なエネルギー供給能力の強化を図る