北京で、一人の男性が「中国夢」を宣伝する広告板の前を歩いている。背後にある中共の宣伝標語「中国夢」がひときわ目を引く。(Grey Baker/AFP via Getty Images)
衰退の道

オピニオン:揺らぐ「中国夢」、中産階級の苦境と不動産危機

中国が現在、衰退の道を歩んでいることは、複数の証拠から明らかである。かつて楽観的で自信に満ちていた中国の中産階級が崩壊し、多くの人々が再び貧困に陥っている。この状況は、中国共産党(中共)にとって深刻な問題を引き起こした。

中共は長年にわたり、中国人民との間に暗黙の契約を結んできた。人民が中共の統治を黙認する代わりに、中共は経済的繁栄をもたらす事というものである。しかし、現在の経済状況は、その契約が破綻しつつあることを示している。

現在、中国の人々は消極的な態度を取り、支出を削減し、逆境の中で財産を再建しようとしている。もし事態がさらに悪化すれば、人民がどのように反応するかは予測が難しい。2009年の経済危機の際には、多くの暴動が発生したことがあるため、一触即発の状況であると言えよう。

▶ 続きを読む
関連記事
習近平の9月の訪米で、中国側がホワイトハウス内の専用休憩室を要請し、日程には約5時間の空きが設けられたと米紙が報道。健康状態への関心が再び高まっている
中国外交部が高市首相について「日本首相」との肩書を外し、氏名のみで表記。呼称の変化について、矢板明夫氏は中国の政治宣伝でみられる手法と指摘
中国の製油業者が10月、香港とマカオ以外への石油製品輸出を停止したことが分かった。国内供給の確保が背景にあり、世界的な燃料供給の逼迫や価格上昇につながる可能性がある
米上院が「法輪功および強制臓器収奪被害者保護法案」を可決した。超党派の上下両院議員が声明を発表し、中国での強制臓器収奪をめぐる人権侵害の責任追及や制裁の必要性を訴えた
中国共産党による臓器収奪をめぐり、米上院が制裁を科す法案を全会一致で可決。成立すれば関与者への制裁も。中国における臓器収奪と同法案について知っておくべきこと