2016年8月1日、中国東部の江蘇省連雲港にある炭素繊維工場で、炭素繊維の絹糸をチェックする中国人労働者。(Photo credit should read STR/AFP via Getty Images)
共産主義政権の資本主義は世界に悪影響ばかり

プラスチック生産過剰で、中国再び貿易摩擦の火種

専門家は、中国国内需要が低迷している中で、プラスチック供給量が増加し続けていることが供給過剰を招き、新たな国際貿易争端を引き起こすと警告している。

ロディウム・グループ(Rhodium Group)で米中関係および中国産業政策の研究を担当する副主任チャーリー・ヴェスト(Charlie Vest)氏は、「鉄鋼や太陽光パネルに続き、中国の構造的失衡(内部不均衡)がグローバル市場に影響を及ぼしているまた別の事例がある」と述べている。

ブルームバーグによれば、過去10年間、中国東部沿海地域では、プラスチック工場が次々と建設されてきた。一方で中国のプラスチック需要を満たし、他方で電動車の普及による燃料需要の低下に対応するためである。しかし、COVID-19パンデミック後の低迷する需要と相まって、膨大な生産量が企業の利益を圧迫し、各社は市場シェアを維持するために生産を続けている。

▶ 続きを読む
関連記事
サクランボの木が大量に枯れた。原因を追及した農家だけでなく、助けた弁護士や記者まで拘束。中国・大連で何が起きているのか
中国で銀行再編が加速している。2025年には670を超える銀行が閉鎖され、銀行数は4年間で23%減少。不動産不況や低金利、デフレに加え、3兆ドル規模ともされる「隠れ不良債権」が地方銀行の経営を圧迫
米FBIが、中国政府の指示を受けて情報収集を行っていた疑いのある女を逮捕。監視対象は台湾・頼清徳総統の息子とその家族。自宅や車を撮影し、中国側に情報を報告していたという
外交では、握手と署名が「決着」を意味するとは限らない。同じ合意を、一方は和平と見なし、他方は次の一手のための時間と見ることがある。トランプと習近平は、本当に「同じ取引」をしているのか
歯、金属部品、そして今度はマスク?中国でまた食品から異物。なぜ「食の安全」はいつまでたっても守られないのか