アジアの主要なコーヒー産地で極端な高温が発生し、コーヒー豆の国際市場価格は約20%上昇した(Photoongraphy/shutterstock)

コーヒー先物価格2割上昇 アジアの高温天候が原因

前四半期、アジアの主要なコーヒー産地で極端な高温が発生し、コーヒー豆の国際市場価格は約20%上昇した。天然ゴム、天然ガスなどの先物も天候要因で上昇している。

日経新聞が7月3日に報じたところによると、ロンドン市場の基準であるロブスタコーヒー先物は3月末から6月末にかけて18.1%上昇し、6月6日にはトン当たり4394ドル(約70万6761 円)の史上最高値を記録した。また、アラビカ種コーヒー先物も20.6%上昇している。

国際商品の総合的な値動きを示すCRB指数(米国と英国の各商品取引所の先物取引価格から算出される)は6月末で290ポイント前後に留まり、3月末とほぼ同水準だったが、コーヒー豆の価格は上昇した。CRB指数の主要構成要素である原油先物は、この期間に約1%から2%下落した。

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