20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁は今週に開く会議で、インフレ低下が続く中、世界経済のソフトランディング(軟着陸)の可能性が高まっていると表明する見通しであることが、ロイターが23日に入手した共同声明の草案で分かった。2月撮影(2024年 ロイター/Carla Carniel/File Photo)

G20財務相、共同声明で世界経済「軟着陸」の可能性に言及へ

[リオデジャネイロ 23日 ロイター] – 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁は今週に開く会議で、インフレ低下が続く中、世界経済のソフトランディング(軟着陸)の可能性が高まっていると表明する見通しであることが、ロイターが23日に入手した共同声明の草案で分かった。

G20は今週25─26日にブラジルのリオデジャネイロで財務相・中銀総裁会議を開催する。共同声明の草案によると、世界経済の下振れリスクとして「戦争と紛争の激化」に言及するが、どの戦争を指しているかは特定しない見通し

声明草案は「多くの課題が残っているものの、世界経済のソフトランディングの可能性が高まっていることに勇気づけられている」と言及。予想よりペースが速いディスインフレと技術革新を上振れリスクとして指摘すると同時に、紛争の激化、経済の分断化、根強いインフレによる金利の高止まりといった下振れリスクも挙げる。

▶ 続きを読む
関連記事
米連邦準備制度理事会(FRB)は、インフレへの懸念が続く中、10月の金融政策会合で政策金利を据え置いた。
欧州の過度なEVシフトと中国勢の台頭による自動車業界の苦境をレポート。補助金や規制に依存した市場の歪みと、西側メーカーが直面する課題を解説します
ノーベル経済学賞は、理論の正しさを保証するものではない。景気変動を抑える政策に目を奪われるあまり、その根本原因を見失っていないか。筆者はオーストリア学派の視点から、金融緩和が生むゆがみと経済学の本質を問い直す
中国でAI投資が過熱するなか、人民銀行の周小川・元総裁が金融危機のリスクを警告。データセンターの低稼働率、地方政府による巨額投資、消費低迷、水不足など、中国AI産業が抱える問題を探る
AI生成があふれる時代、人間の創造性や「本物」の価値はどう変わるのか。ジェボンズのパラドックスから、AI時代の希少性と創作の未来を読み解く