韓国の国防情報司令部(KDIC)に所属する職員が、機密情報を漏えいした疑いで逮捕された。報道によると、この職員は2017年に中国共産党のスパイから勧誘を受けたことを認めている。写真はイメージ画像である。(JOHN MACDOUGALL/AFP/Getty Images)
家族への危害で脅し、後は金銭で釣る

逮捕 韓国情報官、中国への軍事機密漏えいで摘発

韓国国防省検察部は、8月28日に国防情報司令部の文官が、軍の機密情報を漏えいした疑いで逮捕されたことを発表した。この文官は、2017年に中国共産党(中共)のスパイに勧誘されたことを認めている。

逮捕された49歳の文官は、中国の情報機関からの指示に基づき、印刷や写真撮影、スクリーンショットを用いて情報を収集し、無断で自宅に持ち帰り、中国のクラウドサービスを通じて送信していたことを認めた。漏れた情報には、海外に派遣されている諜報員のリストも含まれていた。

この深刻なセキュリティ侵害が、国防情報司令部内で長期間にわたり存在していたにもかかわらず、韓国軍は今年6月になるまでその存在に気づかなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
最近、ニュージーランドの情報機関は脅威評価で中共のスパイ活動などをを相次いで名指している
米連邦通信委員会(FCC)が外国製ドローンへの規制強化を検討している。中国DJI製を含む認証済みの既存機種も対象となる見通しで、LiDARや熱画像センサーを搭載したドローンなどにも影響
SKハイニックスの元社員が中国企業に営業秘密を漏えいしたとして、二審でも懲役1年6か月の実刑判決を受けたと報じられた。近年、中国に技術や営業秘密を漏えいする事件が相次いでいる
カナダ初の「外国影響力登録制度」が施行された。外国政府などを代表して政策決定や政治活動に影響を及ぼす個人・組織に登録を義務付け、違反には最高100万カナダドルの罰金が科される
カナダ国籍の中国系女性を、NATO欧州連合軍最高司令部は第三国のためにスパイ活動を行った疑いで拘束した。過去の就職申請で確認していた不正行為と、カナダの安全審査制度の問題点を探る