ニューヨークのアダムス市長。 (Michael M. Santiago/Getty Images)

米史上初めて NY市の現職市長が起訴される 不正資金問題で

ニューヨークのエリック・アダムス市長が汚職事件の捜査の結果、連邦法違反で起訴されたとアメリカのメディアが報じた。1665年の市政設立以来、在任中に起訴される初の市長となったこの事件は、市長選挙中の不正な資金提供と寄付を巡る広範な調査の一環である。これにより、ニューヨーク市政の混乱はさらに深まった。

起訴状はまだ封印されており、その具体的な内容は明らかにされていない。メディアの報道によれば、アダムス氏が2021年の市長選挙中に不正な寄付を受け取ったことに関連している可能性があり、トルコ政府が彼の選挙チームに対して違法に資金を提供したとされている。

連邦検事のダミアン・ウィリアムズ氏は現地時間の9月26日にこの歴史的な起訴状を発表する予定。

▶ 続きを読む
関連記事
米政府監査院(GAO)の分析で、オバマケア補助金に社会保障番号の不正利用や死亡者の名義悪用が多数確認され、数十億ドル規模の損失が生じている可能性が明らかになった
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
デル・テクノロジーズのマイケル&スーザン・デル夫妻が、トランプ政権の「インベスト・アメリカ」構想に62.5億ドルを寄付。2500万人の子供に初期預金250ドルを提供