10月28日、米政府当局者は世論に影響を及ぼそうとするロシア系と中国系勢力やキューバ政府が、米南部を相次ぎ襲ったハリケーン「ヘレン」と「ミルトン」について、米政府が救援の要請に応じなかったなどの偽情報を増幅させているとの分析結果を示した。写真はミルトンの被害を受けたフロリダ州レイクウッドパークで11日撮影(2024年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

ロシア・中国系勢力、米上陸のハリケーン巡る偽情報拡散=米当局者

Andrea Shalal

[28日 ロイター] – 米政府当局者は28日、世論に影響を及ぼそうとするロシア系と中国系勢力やキューバ政府が、米南部を相次ぎ襲ったハリケーン「ヘレン」と「ミルトン」について、米政府が救援の要請に応じなかったなどの偽情報を増幅させているとの分析結果を示した。

一部情報の機密指定が解除されたのを受けて見解を示した。米大統領選と直接関係ない情報とした。

米ホワイトハウスや連邦緊急事態管理局(FEMA)は、両ハリケーン襲来後の救助活動に関する偽情報が急増し、救援当局の職務遂行が難しくなったほか、バイデン政権に批判が起きたとこれまで指摘していた。

前出の当局者は、特定の偽情報が一部の共和党員に拡散されたが、外国勢力も拡散に加担したと述べた。

ロシア系勢力が通信アプリ「テレグラム」で拡散した偽情報には、今月10日に投稿され、国営ロシア通信に転電されたフロリダ州のディズニーワールドが冠水している偽造写真が含まれている。この写真は人工知能(AI)で生成された可能性が高いとみられている。米交流サイト(SNS)の親ロシア英語アカウントでも共有され、世界で50万近いビューを集めた。

中国系勢力は、米政府が海外紛争に資金を使っているためハリケーン被災者の支援が少なくなっているとする虚偽の主張を投稿するなどしたという。キューバも同様の投稿を増幅した。

関連記事
トランプ政権下のFDAが、モデルナ社のmRNAインフルエンザワクチンの審査を拒否した。背景にはRFKジュニア氏が進める健康政策の転換があり、既存のワクチン開発や栄養指針を根底から覆す異例の事態となっている
米国の作家ピーター・シュバイツァー氏は、中国共産党政府がいわゆる「出産旅行」を通じて出生による市民権制度を利用し、将来的に米国の政治や社会に影響を及ぼそうとしていると指摘している
大量の違法な中国製電子たばこが米国に流入しており、その背後に国家安全保障、さらには金融犯罪が関わっている可能性がある
米カリフォルニア州モントレー・パーク市で在米華人が集会とデモ行進を行い、中共政府による生体臓器摘出の実態を訴えた。参加者は子供や信仰者の失踪問題を指摘し、国際社会に関心を呼びかけた
米司法省が公開したエプスタイン文書でアンドルー王子と習近平主席の親密な関係が浮上。背後には中国共産党のスパイ疑惑をかけられた実業家の影もあり、王室を巻き込んだ国際的なスキャンダルへと発展