2024年2月27日、中国吉林省の図們近くで、北朝鮮の兵士が枝を運んでいる様子が報じられる。(Pedro Pardo/AFP via Getty Images)
北朝鮮は兵士の命を金と武器に引き換えた。そしてそれはは諸刃の剣になるか?=NATO参戦

北朝鮮出兵がロシア・ウクライナ戦局に与える影響はどれほどか?

北朝鮮がロシア・ウクライナの前線に軍隊を派遣しており、この行動が国際的な緊張を高めている。北朝鮮の参戦が戦場の膠着状態をすぐに打破する可能性は低いが、その後の国際戦略への影響は依然として注目されている。

約1.2万人の北朝鮮軍人がロシア国内で訓練を受けていると報道され、ホワイトハウスも少なくとも3千人の北朝鮮軍人がロシア東部に到着したことを確認した。ウクライナ側は北朝鮮軍がロシアのクルスク地域に進出したと主張する。

ロシア軍はウクライナ東部での連続攻撃を維持するために、クルスクへの大規模な部隊の帰還を望まず、ウクライナの侵入部隊を排除できていない。モスクワは初め10月1日までにクルスクに侵入したウクライナ軍を撃退するよう指示していたが、同様の指示が何度も延期されているという。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ流の過激な交渉術「取引の極意」は単なる暴言か、それとも高度な外交戦略か。パナマ運河やグリーンランド、NATOなどの具体例から、摩擦を生みつつも成果をもたらす独自の交渉スタイルの本質と成否に迫る
少子化対策は給付金だけで十分か。人口減少を単なる家計や労働力の問題にとどめず、歴史と文明の危機として捉え直す。近代の個人主義を見つめ、家族を公共善として次世代へ命と文化を継承する倫理を問う論考
中国による米国債売却は「ドル離れ」を意味しない。真の狙いはドル資産の多様化や対米交渉における揺さぶりの誇示に過ぎず、海外経由の保有や国際的なドル支配の実態を見れば、人民元の台頭論は虚構であると暴く
便利さに流されがちな現代で、私たちはお金を通して何を生かし続けたいのか。人里離れた牧場でレストランを営む著者が、中央集権的な仕組みに対抗し、個人の消費選択が地域や未来を形づくる意義を問いかける論評
1992年米大統領選でブッシュを敗北させた「不況」の虚構を検証し、実態以上に選挙を動かす経済認識の危うさを指摘。現政権下の好景気や課題を踏まえ、来る中間選挙で共和党が勝つための戦略を論じる