毎日の酢習慣

酢で健康アップ! 12の驚きの効果と簡単活用法

料理に少量のを加えることで、風味が増し、体に良い効果も期待できます。ここでは酢の健康効果をご紹介します。

酢の健康効果

酢はバビロニア時代から、料理や保存、薬として使われてきました。現代でも、健康促進や治癒効果が評価されています。

1.疲労回復
酢には体内の乳酸を分解する働きがあり、疲労回復やエネルギーの回復に役立ちます。あるランダム化臨床試験では、アップルサイダービネガー(リンゴ酢)はスポーツドリンクと同様に、持久運動後の筋肉疲労を遅らせる効果があると報告しています。

2.糖代謝の促進
酢はカロリー消費を促進し、代謝を助ける働きがあります。ある臨床研究によると、高GI食品(例 マッシュポテト)に酢を加えることで、2型糖尿病患者の食後血糖値を下げる効果が確認されています。

3.腎臓結石リスクの低減
定期的に酢を摂取することで尿がアルカリ性に傾き、尿酸結石のリスクが低下することが分かっています。eBioMedicine誌の研究によれば、毎日15ミリリットルの酢を摂取する人は腎臓結石のリスクが低く、尿のpHレベルが上がり、結石形成を抑制するクエン酸の濃度も増加していました。

4.消化のサポート
酢は胃酸の分泌を促進し、食欲を高め、消化を助ける効果があります。

5. 血圧の調整
アップルサイダービネガー(リンゴ酢)は、ナトリウムの排出を助け、塩分過多による高血圧リスクを低減します。2022年のレビューでは、1日30mlの酢の摂取により、収縮期血圧が約3.25mmHg、拡張期血圧が約3.33mmHg低下することが確認されています。

6. コレステロール値の低下
酢は血清コレステロールを下げ、動脈硬化や心臓病リスクを軽減します。ある研究では、アップルサイダービネガーが血清コレステロールを6.06 ミリグラム/dL下げる効果があるとされています。

7. の健康改善
酢は肌の脂質過酸化物の生成を抑え、シミやしわ、弾力の低下を防ぐなど、スキンケアに役立ちます。

8. 二日酔いの緩和
酢に含まれるポリフェノールは、機能を強化し、アルコールによるダメージを軽減します。マウス実験では、酢が腸内細菌のバランスを整え、腸の炎症も抑えることを確認しています。

9. の真菌症の治療
酢には抗菌作用があり、微生物の増殖を抑えます。約120ミリリットルの酢を1リットルの水で薄めた溶液に手や足を20分浸すことで、爪の真菌感染症の改善に効果が期待されます。

10. しゃっくりの緩和
重度のしゃっくりには、酢を少量飲むと横隔膜のけいれんが抑えられ、症状が和らぐことがあります。

11. 乗り物酔いの軽減
酢を少量の水で薄めて飲むと、消化不良や胃腸の調子を整え、乗り物酔いや吐き気を軽減することがあります。

12. 風邪の症状緩和
風邪の初期には、アップルサイダービネガー小さじ1杯と塩1/2小さじをぬるま湯に混ぜてうがいをすることで、症状の緩和や回復を助ける効果が期待できます。

 

酢の摂取に関する注意点

酢には健康効果がある一方で、以下の点に注意して摂取することが大切です。

過剰摂取を避ける
酢は酸性が強いため、過剰に摂取すると腱が弱くなったり、歯が柔らかくなることがあります。適量を守りましょう。

消化器の湿気が多い人は控える
伝統的な中国医学(TCM)では、消化器に湿気が多く筋力が弱い方は酢の摂取を避けるべきとしています。水を飲んだ後に膨満感がある、便がべたつく、筋肉の疲労や関節のこわばりがある場合も、酢の摂取は控えると良いでしょう。

胃潰瘍や胃酸過多の人
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の方、または酸逆流の症状が出やすい方は、酢の摂取を控えるのが望ましいです。

銅製の調理器具を避ける
酢は銅を溶かす性質があるため、銅製の調理器具との使用は避けましょう。銅が溶け出し、中毒のリスクがあるからです。

 

この記事で述べられている意見は著者の意見であり、必ずしもエポックタイムズの意見を反映するものではありません。エポックヘルスは、専門的な議論や友好的な討論を歓迎します。

(翻訳編集 華山律)