韓国の尹錫悦大統領が2024年12月12日に全国向けの演説を行った。(Anthony Wallace/AFP via Getty Images)

なぜ戒厳令は発令されたのか 尹錫悦大統領が弁明 野党の国政秩序破壊を示唆

12月12日、尹錫悦大統領が国家の安全保障を脅かす中国共産党のスパイ活動に直面して戒厳令を弁護する全国演説を行った。戒厳令は単なる統治行為であり、反乱ではないと大統領は主張し、国家の安全を守るための必要な措置であると述べた。これに対して野党が反対の意を表明した。

尹錫悦大統領は韓国の最大野党「共に民主党」が国会に新たな弾劾動議を提出する前に、テレビで全国向けの演説を行った。

演説で尹大統領は、就任以来、支持率や任期、地位を気にしたことがなく、大統領職を守るためだけなら、国家の憲法秩序を乱す勢力に対抗したり、緊急戒厳を宣言したりする必要は全くなかった。また約300名の兵士が国会に配備されたのは秩序を維持するためであり、国会を解散させたり麻痺させたりするためではないと説明した。

▶ 続きを読む
関連記事
G7サミットで、トランプ米大統領が韓国の李在明大統領を「強いリーダー」と評価。中東の戦争解決を引き合いに北朝鮮問題への主導を求めた李氏に対し、トランプ氏が呼応した緊密な米韓首脳外交の舞台裏
トランプ氏の発言に翻弄され、平壌へ駆けつけた習近平。その裏には、北朝鮮の核暴走が招く「日本の核武装」への強い恐怖があった。さらに原潜建造に動く韓国には沈黙せざるを得ない、中国の脆い外交実態を暴く
韓国ソウル中央地裁は6月12日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に懲役30年の判決を言い渡した。ドローンを北朝鮮領空に侵入させるよう指示し、南北間の緊張を高めて戒厳令の宣布に向けた根拠を作ろうとしたと認定
韓国の尹錫悦前大統領に対し、北朝鮮へのドローン侵入を指示したとして、ソウル中央地裁が一審で懲役30年を言い渡した
韓国で地方選挙の投票用紙不足問題が波紋を広げている。10日、韓国の16大学が共同声明を発表し、選挙と監視制度改革を求めている。再選挙求める抗議も続く