中南海という中国の政治の中枢には数多の闇が潜む。(Getty Images)
全てが悪化、内部疲弊、内部闘争、潤(海外移住)、献(社会報復)、躺平(諦め)

2024年の中国 経済下降から社会不安まで 6つのキーワードで見る内部危機

2024年、中国は大幅な経済の下降、政府に対する信頼度急落、そして社会的動揺の特徴的な年であった。経済崩壊、内卷(ないけん:過当競争内部疲弊)、権力争い、躺平(とうへい:寝転がって何もしない)の現象が相次ぎ、国民の生活に深刻な影響を与えた。この記事では、これらのキーワードを通じて、中国が直面する内部の危機を深掘りし、その背後にある複雑な要因と市民の反応を探る。

2024年の中国を振り返ると、下降、内卷、闘争、潤(逃避する=海外に移住する)、献(献忠:社会報復)、躺平(諦め)の6つのキーワードがその年の状況を最もよく表している。皆さんはどのようなキーワードを思い浮かべるだろうか?

テレビプロデューサーの李軍氏は、新唐人の「菁英論壇」番組で、2024年に最も多く目にした言葉は「下降=悪化」と「内卷:内部疲弊」であり、この2つの言葉には非常に深い感慨があると述べている。

▶ 続きを読む
関連記事
国家は永遠ではなくとも、先人から受け継いだ伝統文化や祈りを次代へ手渡す責務は残る。東西の古典や思想を手がかりに、国家崇拝や排外主義に陥らない健全な祖国愛のあり方と、私たちが果たすべき務めを静かに問い直す論考
米中首脳の公式晩餐会には米国の著名経営者が出席した一方、公表名簿に中国企業の経営者は見当たらなかった。筆者は米中対立や党の統制、経営者を取り巻くリスクから、その背景を読み解く
米中首脳会談後、双方が公表した文書には関税やAIを巡る説明に違いが残った。米側だけが記した事項もあり、台湾問題については双方とも言及していない
トランプ大統領が習近平を空港で出迎えた異例の対応。厚遇の一方、米軍基地では軍用機も並んだ。交渉の場づくりから国力の誇示、過去の歓迎への返礼まで、その狙いを五つの側面から読み解く
米宇宙軍とSpaceXが軌道データの共有で合意。スターリンク衛星の観測データと軍の高精度な情報を組み合わせ、宇宙ごみや衛星の動きをより詳しく把握する。将来的な軍事利用も視野に入る