習近平 トランプ2.0の影響で権力維持に苦しむ
約13年前、私は自著『人類の危機』で、東洋は自由によって救われなければならず、西洋は自由を守らなければならないと述べた。
トランプ第一次政権の約30年前、ワシントンは中国共産党(中共)の権威主義政権に対して宥和政策を取っていた。このアプローチは、中国の経済発展を支援することで、中共が自ら独裁的な権力を放棄し、民主化に向かうだろうという信念に基づいていた。
その結果は悲惨なものだった。経済力を獲得した中共は、その物質的な力を、政治、軍事、文化の手段を通じて共産主義全体主義を世界に拡大する戦略へと急速に転換した。これは人類史上前例のないレベルの独裁権力につながり、国際社会における自由と民主主義に脅威を与える強力な敵が誕生した。
関連記事
米軍によるマドゥロ氏拘束は、中国の外交・経済的影響力の限界を露呈させた。巨額融資や軍備提供による北京の西半球戦略は、トランプ版モンロー主義を掲げる米国の実力行使により、崩壊の危機に瀕している
中国を代表する博物館・南京博物院で、名画流出疑惑に続き、香炉の変色や金製彫像の異変が話題に。本当に文化財は守られているのか、不信が広がっている
年末の上海。公園で露宿していたとみられる男性が死亡した。動画のコメント欄に並んだのは「朱門酒肉臭、路有凍死骨」。古い言葉が、いまの現実と重なっている
日本では、運が悪ければ上から落ちてくるのは鳥のフンくらい。だが中国ではスケールが違う。包丁にハサミ、レンガ、さらには糞便まで。上を向いて歩く理由が、そこにある。
習政権が中国に残したもの。中国社会はここまで来た。独裁と崩壊を告発する長文が、海外の投稿企画で入賞した。