中国共産党海軍艦隊は今年の2月から3月にかけてオーストラリアを一周し、事前通知なしにオーストラリア東海岸近くで実弾演習を行った。3月16日、アメリカ海軍のミネソタ号(SSN-783)ヴァージニア級攻撃潜水艦が西オーストラリア海岸近くの海域を航行した。これはAUKUS協定に基づく最新の軍事展開である。(Colin Murty-Pool/Getty Images)

窮鼠猫を噛む 中共が複数海域で挑発的軍事演習を拡大 – 米中対立激化の懸念

中国共産党軍が台湾海峡、南シナ海、オーストラリア近海で大規模な軍事演習を展開し、地域の緊張が高まっている。台湾周辺での「麻痺戦略」の採用など、中共の軍事的野心が顕在化している。米中対立が深まる中、インド太平洋地域の安全保障環境が急速に変化しつつある。

最近、国際政治の情勢は急速に変化し、世界の注目を集めている。しかし、中国共産党(中共)の軍事的動きはほとんど話題にならない。実際、これらの動きは人類の平和に対して大きな危険を孕んでいる可能性がある。

中国共産党の海軍は、台湾海峡や南シナ海、さらにはオーストラリア周辺の海域で一連の軍事演習(実弾演習を含む)を行っている。時には国際的な慣例に従わず、周辺国への通報が規定の時間よりも短いことがあり、これが大きな衝撃を与えている。

▶ 続きを読む
関連記事
米国防情報局は、中共軍が2030年までに指向性エネルギー兵器を軌道上に配備する能力を備えると予測。米軍の通信・偵察衛星への脅威が増す一方、中共側にも技術や指揮系統の制約がある。米軍は衛星の分散配備や迅速な補充などで対抗する
中共空母「遼寧」が第1列島線の内外を往来し、フィリピン周辺の狭い海峡を通過した。周辺国への威嚇を指摘する一方、軍事的リスクや補給面の疑問も残る。不可解な訓練航路から、政治的示威と実戦上の合理性の隔たりを読み解く
市場の仕組みを無視した安易な「富裕税」を痛烈に批判。富裕層はすでに社会に多大な貢献をしており、彼らの財産を奪うことはイノベーションの阻害につながると警鐘を鳴らす論説
米中間選挙において、身内に距離を置かれたオバマや遊説を避けたバイデンに対し、トランプは自ら「最高応援団長」として猛烈に全国を駆け回る。逆風の世論調査にも怯まず、強気に自らを売り込む姿を追う
米露中首脳会談の背景やウクライナ和平の現実、そして身勝手なダブルスタンダードを続けるヨーロッパに対するトランプ政権の冷徹な現実主義を解説した論考