安倍晋三元首相の記念写真展で式辞を述べる蔡英文総統(台湾総統府提供)

日本政府が拒否していた 台湾前総統・蔡英文氏の「安倍元首相三回忌参列希望」 中共への配慮浮き彫りに

昨年7月、台湾の蔡英文前総統が安倍晋三元首相の三回忌に参列するため来日を希望したが、日本政府はこれを認めなかった。この決定は、中国の反発を懸念したためであるということを共同通信などが報じた。

岸田政権は当時、中国との関係改善に注力していた。特に、中国による日本産水産物の輸入停止措置解除を目指しており、蔡氏の来日が、その努力に悪影響を及ぼす可能性があると判断したという。複数の日台関係筋によれば、政府高官は「日中関係は重要な時期にある」として、蔡氏の来日取りやめを強く要請したという。

中国共産党政権は、台湾を自国領土とみなし、「一つの中国」の原則に基づき台湾総統経験者の来日を厳しく批判してきた。過去には、2001年に、台湾の李登輝元総統が病気治療で来日した際、中共側が強い反発を示した例もある。

▶ 続きを読む
関連記事
日米両政府は、総額5500億ドルの対米投融資計画の第1弾として、ガス火力発電や原油輸出港など3事業・約5.5兆円規模の投資を決定。エネルギーや重要物資の供給強化を図る
高市総理は15日、日本の排他的経済水域(EEZ)で発生した中国漁船の逃走・拿捕事件について公式Xで言及。船長が翌日に釈放された法的根拠として国連海洋法条約などを挙げ、政府の厳正な対応姿勢を強調した
16日、高市総理は拉致被害者家族と面会。全被害者帰国なら独自制裁解除も容認するという家族会の「苦渋の決断」を受け、総理は金正恩氏と向き合い、親世代存命中の解決へ全力を尽くす決意を新たにした
「海兵隊のグアム移転は抑止力を損なう」。米有力シンクタンクが、在日米軍再編計画の抜本的見直しを提言。普天間基地の継続使用や沖縄への経済優遇策など、中国の台頭に対抗するための衝撃的な戦略転換を解説
中国の王毅外相が「日本は自滅する」と強い言葉で警告した。これは、日本を孤立させ、沖縄を分断し、自衛隊を動けなくするための計算された「3つの罠(世論・心理・法律の戦争)」だ。