「いつか同盟国でなくなるかも」 トランプ氏 同盟国向け戦闘機の性能を低下させる考え表明
2025年3月21日、アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏は、次世代戦闘機「F-47」の発表に際し、同盟国への戦闘機販売時には性能を低下させたバージョンを提供する方針を示した。この発言は、アメリカの軍事輸出政策における重要な転換点となり得るものとして注目されている。
トランプ氏は記者会見で、「我々の同盟国は常に最新鋭の戦闘機を求めているが、これらには約10%性能を低下させたバージョンで提供することが理にかなっている。なぜなら、将来彼らが必ずしも我々の同盟国であり続けるとは限らないからだ」と述べた。この発言は、アメリカの防衛産業にとって重要な国際市場である同盟国との関係に影響を及ぼす可能性がある。
このコメントは、アメリカ防衛産業が直面している課題と密接に関連している。最近では、ヨーロッパ連合が8千億ドル規模の防衛イニシアチブからアメリカ企業を排除したほか、カナダやポルトガルがアメリカ製航空機の導入に慎重な姿勢を示している。トランプ氏の発言は、同盟国への武器輸出におけるリスク管理を強調するとともに、国内の防衛産業を支援する意図もあると考えられる。
関連記事
ロシア製攻撃ヘリ「Mi-28NE」の受領により軍備を増強するイラン。国内外で緊張が高まっており、対米関係の悪化や国内での大規模な反政府デモ、人権問題が深刻化している
トランプ大統領がイランへの軍事攻撃を検討する中、米空母打撃群が中東に到着した。対するイランは1千機の新型ドローンを配備。安価な大量の無人機による「飽和攻撃」が米艦隊の脅威となる緊迫の情勢を追う
トランプ米大統領によるグリーンランド買収提案に対し、デンマークとグリーンランドの両首相がパリで欧州の結束を訴えた。ロシアの脅威や「ゴールデン・ドーム」構想が浮上する中、北極圏の安全保障の行方を追う
イラン政権が1979年以来の脆弱な局面を迎えている。国内で続く抗議デモへの武力弾圧が激化する中、米軍は空母打撃群を中東に派遣。トランプ大統領が交渉の可能性に触れる一方、即応体制による軍事的緊張も高まる
米国駐台代表(事実上の大使)は、トランプ政権が台湾の自衛能力強化にコミットしていると述べ、台湾の国内防衛産業の拡大を目的とした米台の防衛・技術企業間のパートナーシップを強調した