英国と北アイルランドの司法と裁判所のコンセプト。 国旗の背景にハンマーを判断します。/shutterstock

英国王室に中共スパイの影  英裁判所がスパイ文書公開

4月4日、イギリスの裁判所は、中国共産党(中共)のスパイとされる楊騰波(クリス・ヤン)に関する法的訴訟文書を公開した。この文書には、アンドルー王子の元上級顧問だったドミニク・ハンプシャー氏の証言が含まれている。

ハンプシャー氏によると、チャールズ国王はアンドルー王子と秘密裏に会談し、王子の将来について話し合った。この会談には、楊騰波が管理する中国の投資計画も含まれていた。

2024年12月、楊騰波はイギリス政府から中共のスパイと疑われ、イギリスへの入国を禁止された。楊騰波との密接な関係により、アンドルー王子は中共スパイ疑惑に巻き込まれることとなった。当時、BBCは、中共のスパイがイギリスの上院議員や著名な実業家、地域社会で影響力を持つ人物を標的にすることが多いと報じていた。また、王室メンバーが中共のターゲットになることは非常に不適切だと指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
カナダ初の「外国影響力登録制度」が施行された。外国政府などを代表して政策決定や政治活動に影響を及ぼす個人・組織に登録を義務付け、違反には最高100万カナダドルの罰金が科される
カナダ国籍の中国系女性を、NATO欧州連合軍最高司令部は第三国のためにスパイ活動を行った疑いで拘束した。過去の就職申請で確認していた不正行為と、カナダの安全審査制度の問題点を探る
中国共産党(中共)が人工知能(AI)を通じて自国の技術基盤や規格を海外に広げる動きについて、米シンクタンクのハドソン研究所は、各国を中国の技術体系に依存させる「技術のわな」を生む可能性があると警告した。一帯一路がもたらしたとされる「債務のわな」よりも深刻な結果につながりかねないとの見方である
カナダ安全情報局は、10月17日の地方選挙を前に、リッチモンド市長と市議会議員全員へ非公開の説明会を開き、中共による候補者への接触や中国系有権者を狙った影響力工作の恐れを警告した
南シナ海をめぐる中国とフィリピンの対立が、学術や教育分野にも波及している。フィリピン国防省は、外国政府が支援する学術・文化事業への審査を強化し、中国共産党による認知戦や影響工作への警戒を示した