国債 イメージ画像(Shutterstock)

新発40年物国債利回り 過去最高の3.250%に急上昇

7日の国内債券市場で、新発40年物国債の利回りが一時3.250%まで急上昇した。これは、前回取引が成立した1日と比べて0.115%高い水準であり、4月中旬に記録した3.220%を上回り、2007年の発行開始以来の最高水準を更新したことになる。

今回の利回り上昇の背景には、日本銀行が実施した国債買い入れオペ(公開市場操作)の結果がある。市場では、日銀の買い入れオペによって国債の需給が緩み、債券価格が下落しやすくなったことが意識された。債券価格が下がると利回りは上昇するため、今回のような急上昇につながった。

40年物国債は、超長期の資金調達を目的とした国債であり、主に年金基金や保険会社といった長期運用を行う投資家が購入している。利回りの上昇は、こうした投資家にとっては運用利回りの向上を意味する一方、国の借入コストが増えることにもつながる。

▶ 続きを読む
関連記事
石油連盟の木藤俊一会長は会見で、中東緊迫下でも代替調達により安定供給と製油所の稼働を維持していると強調。一方で、サプライチェーン強靱化に伴うコスト負担や競争力維持の議論が必要と訴えた
日本銀行・小枝審議委員の講演内容を解説。中東情勢を背景とした物価上振れリスクへの警戒感や、「金利の正常化」に向けた追加利上げの必要性、バランスシート正常化への道筋について分かりやすくまとめました
トランプ大統領がイランに対して強硬な警告を発したことに加え、湾岸地域で新たなドローン攻撃が相次いだことを受け、18日、原油価格は1%超上昇し、アジア太平洋地域の株式市場は全面安
経団連が策定した2040年を見据える国家戦略「科学技術立国戦略」。構造的課題を克服するため、投資牽引型への転換や世界トップ水準の研究開発投資など、政府への提言内容と目指すべき社会像に迫る
高市総理がオーストラリアを訪問し、アルバニージー首相と首脳会談を行った。友好条約50周年の節目に、防衛やエネルギーなど様々な分野での協力を深める。「準同盟国」として次なる50年へ向かう両国の歴史的会談のポイントを解説