2025年6月7日から9日にかけて、中共海軍の空母2隻が初めて日本近海の太平洋に進出した。(提供 統合幕僚監部)

中国空母2隻が太平洋へ同時進出 日本政府「第二列島線」越えに警戒強化

中国共産党(中共)海軍の空母2隻が、初めて同時に日本近海の太平洋に進出したことを受けて、日本政府は中国側に対し「日本の安全保障上の脅威とならないよう」申し入れを行った。中谷防衛大臣は6月10日の閣議後記者会見で明らかにし、今後も警戒監視を徹底する方針を示した。

防衛省によると、今月7日から9日にかけて、中共海軍の空母「遼寧」と「山東」が沖縄や小笠原諸島周辺の太平洋で確認された。2隻が同時に太平洋に展開するのは初めてであり、うち「遼寧」は小笠原諸島からグアムを結ぶ「第二列島線」の東側まで進出したことも初めて確認された。

中共海軍は、今回の訓練は年次計画に基づく定例訓練であり、遠海防衛や合同作戦能力の検証を目的としていると発表した。中国側は「特定の国を対象としたものではなく、国際法に則っている」と主張し、日本に対しても「客観的かつ理性的な対応」を求めている。

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