トランプ米大統領 (Photo by Andrew Harnik/Getty Images)

トランプ大統領 イスラエルとイランに停戦合意を強く要請 「中東を再び偉大に」

アメリカのドナルド・トランプ大統領は6月15日、激化するイスラエルとイランの軍事衝突を受け、両国に対し停戦交渉を行うよう強く呼びかけた。トランプ大統領は自身のSNSに「取引(ディール)をすべきだ」「合意の時が来た」と投稿し、和平実現に向けて多くの協議や電話会談が進行していることを明らかにした。

トランプ大統領は同日、カナダで開催される主要7カ国(G7)首脳会議への出発前にも記者団に対し、「イスラエルとイランが停戦で合意することを期待している。合意が成立する可能性は高い」と述べ、和平への期待感を示した。また、「戦い抜かなければならないこともある」としつつも、米国はイスラエルを支援し続ける姿勢を維持する一方、イランへの攻撃停止を直接求めたかどうかについては明言を避けた。

この呼びかけの背景には、6月13日にイスラエルがイランの核関連施設を攻撃し、イランが無人機による報復を実施するなど、両国間の緊張が急激に高まっている現状がある。トランプ大統領はイランに対し「合意を成立させなければ、さらに残忍な攻撃に直面する」と警告し、核開発問題を含む包括的な交渉に応じるよう強く求めている。

▶ 続きを読む
関連記事
イランは、自分たちが有利な立場にあると考えている。中間選挙まで80日を切り、戦争は不人気だからである。イラン側は民主党が権力を握り、戦費を打ち切る可能性があると期待しているが、トランプ氏はイラン側にはない切り札を持っている
トランプ氏の婿、クシュナー氏はハマス、イスラエルのネタニヤフ首相と相次いで会談した。ハマスに武装解除を求め、ガザの非武装化について「30日以内に進展する可能性がある」と述べた
シリアの首都ダマスカスの裁判所は11日、アサド前大統領と弟のマヘル・アサドに死刑を言い渡した。
ベッセント米財務長官は、ホルムズ海峡が今後2年で戦略的重要性を失うとの見方を示した。イラン情勢を背景に、UAEやサウジアラビア、イラクなどではホルムズ海峡を迂回する石油パイプライン整備が進んでいる
コンゴ民主共和国政府は29日、未加工の銅精鉱およびコバルト精鉱の輸出を禁止する新法令を即日施行し、原料の輸出を制限することで国内での鉱物加工を促進し、付加価値を高め、採掘による収益をより多く国内に留めることを目指している