田畑で熟した米。秋の収穫期。(shutterstock)

小泉農相と筒井経団連会長 企業の農業参入と輸出促進で合意 コメ増産や生産基盤強化へ

農林水産省の小泉進次郎農相と経団連(日本経済団体連合会)の筒井義信会長は6月17日、東京都内で会談し、企業による農業分野への参入の促進や、コメを含む農産物の輸出拡大に向けて協力することで合意した。毎日新聞、日本経済新聞など日本の大手メディアが報じた。両者は、若い世代が魅力を感じる農業の実現や、食料安全保障の強化を目指し、今後の具体的な取り組みについて意見を交わした。

今回の合意では、企業の農業参入を加速させるための生産基盤の強化や、コメなど食産業全体の流通におけるデータ連携の推進、スマート農業機械や高速通信環境の整備、そして農産物の輸出促進などが柱となっている。小泉農相は、企業の活力を農業分野に取り込むには一定の経済的合理性が必要だと述べ、大規模な農地経営による生産コストの削減が重要であると強調した。また、筒井会長は、食料安全保障や持続可能な農業の確立に向けて、政府と民間がどのように連携していくか議論する場ができたことを評価した。

政府はこれまでも、コメをはじめとする農産物・食品の輸出拡大を重要政策として掲げてきた。農林水産省は、2030年度までに農林水産物・食品の輸出額5兆円を目標にしており、輸出重点品目としてコメや果樹などを選定し、産地ごとの輸出拡大プランや生産体制の強化を進めている。また、スマート農業の導入やデータ活用による生産性向上、輸出に必要な規制対応の支援なども進めている。

▶ 続きを読む
関連記事
参政党の神谷宗幣代表は、党単独で「外国人総合政策庁設置法案」を提出した。現在の外国人政策について、権限が各省庁に分散していることや、受け入れ規模が無制限に拡大していることを課題に挙げ、国民の不安や不満の解消を目的としている
16日、「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」(以下、理解増進 […]
立憲民主党の古賀千景参院議員による「豊かな子供は自衛官にならない」との発言に対し、元自衛官の地方議員有志が抗議声明を提出。発言を「自衛官への冒涜」と非難し、謝罪や再発防止を求めた
中国による「歴史ナラティブ戦」や沖縄を巡る認知戦の脅威に対し、日本はどう主権と安全保障を守るのか。16日参院外交防衛委での松田議員と茂木外務大臣の質疑から、日本の対抗戦略を紐解く
米政府による最先端AI「Claude」の外国人アクセス即時停止。これは物理的制限ではなく、ソフトウェア利用権を遮断した史上初の暴挙なのか? 米国が恐れた超高速サイバー能力の現実と、台頭する中国モデルの逆説