実質賃金 イメージ画像(Shutterstock)

5月の実質賃金5か月連続で減少 物価上昇に賃上げ追いつかず

厚生労働省が7日に発表した2025年5月の毎月勤労統計調査(速報値、従業員5人以上)によると、働く人1人あたりの実質賃金は前年同月比で2.9%減少し、5か月連続でマイナスとなった。実質賃金の減少幅は2023年9月以来の大きさであり、物価上昇に賃金の伸びが追いつかない状況が続いている。

実質賃金とは、給料の増え方から物価の上昇分を差し引いたものである。5月の名目賃金、つまり実際に受け取った現金給与総額は平均30万141円で、前年同月比1.0%増となり、41カ月連続でプラスだった。しかし、消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)が4.0%上昇したため、実質的な購買力は下がった形となる。

給与の内訳を見ると、基本給を中心とした所定内給与は2.1%増の26万8,177円、残業代などの所定外給与は1.0%増の1万9,369円だった。一方、ボーナスなど「特別に支払われた給与」は18.7%減の1万2,595円と大きく減少した。

▶ 続きを読む
関連記事
日産自動車は、北京国際モーターショーで、中国市場で開発・生産した新エネルギー車を世界へ輸出する計画を発表した。中国での自動車販売が低迷する中、同社は中国を新型車開発と輸出の拠点と位置づけ、東南アジアや中南米などへの展開を進める方針である
2026年3月の訪日客数は過去最高を更新。中国市場が政治的背景により停滞する一方、台湾や欧米豪がその穴を埋め、特定の国に依存しない自立した市場構造へ転換。日本の観光安保と持続可能性が一段と強化された
片山さつき金融相が、米アンソロピック社が開発した次世代AIモデル「Claude Mythos(クロード・ミトス)」による金融システムへのサイバー攻撃リスクに対応するため、国内主要銀行の幹部らと会合を開く方針であることが明らかになった。
高市総理は創立80周年を迎えた経済同友会で演説し、先人の叡智に学び日本経済を再建する決意を表明した
日産自動車と部品サプライヤーは、電気自動車用モーター技術を開発し、新型リーフ電気自動車のモーターにおけるレアアース使用量を大幅に削減、中国産レアアース鉱物への依存を低減した。