2025年7月15日、河南省で気温44℃に達すると予測した天気予報画面のスクリーンショット。(映像より)
「蒸し焼きの街」、「熱で割れるガラス」、「熱死する家畜」。それでも「映像」で涼しさを?

猛暑・中国の現実と幻想 地表72度超えの灼熱と「涼しさ演出」

中国全土がかつてない猛暑に見舞われている。地表温度が70度を超える地点が続出し、屋内の窓ガラスが熱で割れるなど、異常事態が相次ぐ。気温40度超えは広範囲に及び、人も動物も命の危険にさらされている。

過酷な灼熱地獄のなか、一方で街には「巨大扇風機やクーラーの映像」が流され、SNSでは「これが中国式」と皮肉が飛び交う。現実と幻想のあまりに乖離した「涼の取り方」が浮き彫りになった。

中国本土では今月、河南省や陝西省をはじめとする広い地域で地表温度が70度を突破。河南省鄭州(ていしゅう)では、路上に置かれたフライパンで生卵やエビが太陽熱だけで焼かれる様子がSNSで拡散され、「鄭州は『蒸州(読み方が近い)』になった」と話題となった。猛暑は住宅にも被害を及ぼし、鄭州の住宅では室内の窓ガラスが熱で突然ひび割れる事故も発生している。

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