アステラス製薬本社(大紀元撮影)

中国 アステラス社員に自白促す「司法取引」 スパイ罪量刑軽減の実態明らかに

中国当局が、スパイ罪で実刑判決を受けたアステラス製薬の日本人男性社員に対し、取り調べ時に自白を促し、その見返りとして量刑の軽減を示唆していたことが関係者への取材で明らかになった。複数の大手報道機関や共同通信などの情報によれば、今回の事例は中国における「司法取引」の実態が報道機関を通じて詳しく判明した、きわめて異例のケースとされている。

この男性社員は、中国でスパイ活動を行ったとして2025年7月16日、北京市の裁判所から懲役3年6月の実刑判決を受けた。判決理由として、中国の裁判所は男性が日本の情報機関の依頼に応じて中国国内情報を提供し、その報酬を受け取っていたと認定した。取り調べの際、中国当局は2018年に導入された刑事訴訟法の新たな規定を根拠に、自白すれば量刑が軽くなる制度について説明したという。

関係筋の話では、こうした自白と引き換えの量刑軽減は「事実上の司法取引」とみなすことができるが、中国国内の有識者からは「強制的な自白につながる恐れがある」との指摘も上がっているという。この新制度は適用例自体が少なく、邦人拘束事案でその実態が明らかになるのは非常に珍しいとして各報道機関も報じている。

▶ 続きを読む
関連記事
インターネットの全トラフィックの半分以上をボットが占める中、中小企業が直面する広告費の浪費やデータ歪みの問題と、AI時代における新たな生存戦略を解説します
AIが二役を演じ、面と向かって嘘をつき、人間を共謀で騙した。 最近、ロイターが背筋の凍るような実際の事件を報じ […]
さくらインターネットは8月19日、同社の販売管理システムが不正アクセスを受けた可能性があると発表した。影響を受ける恐れがある会員情報は、最大136万563アカウントに上った。
中国籍の男3人が、富山県富山市の住宅街で現金約200万円を強奪した。この金は、被害を訴えた男が別の特殊詐欺事件で「受け子」としてだまし取ったものだった。
羽生結弦さんから祝い花?しかし、本人は贈っていなかった。中国の有名麻辣湯店による名前の無断使用が発覚し、批判が拡大。約100人が並んだ仙台店は、翌日から臨時休業に