2024年ノーベル平和賞を受賞した日本の被爆者団体「日本被団協」の代表(左から右へ)箕牧智之さん、田中煕巳さん、田中重光さんが、2024年12月10日、ノルウェー・オスロのグランドホテルのバルコニーで横断幕を掲げて立っている。(Photo by Odd ANDERSEN / AFP) (Photo by ODD ANDERSEN/AFP via Getty Images)

ノーベル委員会委員長「今こそ被爆者の声を聞くべき」都内で会見

ノルウェー・ノーベル賞委員会のアンネ・フリードネス委員長が、2025年7月28日に東京都内の日本外国特派員協会で記者会見を行い、「今こそ被爆者の声に耳を傾けるべき時である」と訴えた。フリードネス委員長は「被爆者の記憶や体験が、核兵器廃絶へ向けた世界の道標となる」と語った。

委員長は今回、被爆80年にあわせて初来日し、7月21日から広島市と長崎市を訪問。原爆資料館の見学や被爆者たちとの面会を行った。その中で、被爆者が伝える核兵器の実態を世界が正しく認識することの重要性を強調し、「被爆者の活動や証言は世界に必要な光である」と述べた。「被爆者たちのメッセージに込められた真実に、世界全体が今こそ立ち戻るべきだ」とも呼びかけた。

さらにフリードネス委員長は、日本社会の中には「核兵器を持つべきだ」という意見もあることに触れつつ、「核のタブーを維持し、世界全体で核兵器廃絶へ貢献するべきだ」と強調した。被爆国である日本政府には「被爆者の体験を次の世代へ伝え、核兵器を二度と使わせないという『核のタブー』を強化する特別な責任がある」との考えも表明した。

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