2013年5月8日、中国北西部の新疆ウイグル自治区にある大型太陽光パネル (STR/AFP via Getty Images)

「グリーン化」の幻想 太陽光パネルが奪う土地と本物の農業

イタリアが生産性の高い農地への太陽光パネル設置を禁止する決定を下したことに、多くのメディアが称賛を送る一方で、「太陽光パネルは再生型農業を支援できるのではないか」との疑問もくすぶっている。実際、地上設置型パネルの下で羊を放牧するシステムも存在している。

だが、太陽光パネルは万能薬ではなく、現在の代替エネルギーの形態で何かを「解決」したとは到底言えない。

私はテキサス州中部に住んでおり、この地域の農村郡部は規制がほとんどない。率直に言えば、それがここへ移住した理由のひとつでもある。しかし、独立精神が根付いたこの地でも、静かな侵食が進行している。動物との共生もなく、多様な農業システムへの統合もされないまま、太陽光発電所が良質な農地に次々と建設され、食料生産が完全に追いやられている。これは前進ではなく、進歩を装った後退だ。

▶ 続きを読む
関連記事
石油資源に恵まれたベネズエラは、社会主義体制の拡大と権力集中の末に経済崩壊と専制へ転落した。筆者は、その過程と教訓を通じ、自由社会が抱える危うさに警鐘を鳴らす。
イーロン・マスクのスターリンクは軍事優位と情報統制崩壊の恐怖を中共に与える。ロシア・ウクライナ戦争で実証された通信力に対し、中共は政治圧力、宇宙版ファイアウォール、衛星大量申請の三策で対抗するが、いずれも限界露呈
日本を揺るがす意外なシナリオ。対イラン軍事作戦の裏でもうごめく、沖縄の主権を標的にした巧妙な中国共産党の「分断工作」の正体とは? 日本が直視すべき危機の核心に迫る
中共の急速な軍事拡張にもかかわらず、日本が依然として平和主義憲法を維持している状況は日本の有権者にとって道義的には受け入れやすいかもしれないが、中共政府が日本は自国の領域を守るために戦わないと判断した場合、重大な危機を招く可能性がある
オーストラリア首相への爆破予告という暴挙を通じ、神韻公演を妨害する中国共産党の狂気を暴く。五千年の伝統文化を復興し世界で支持される神韻と、それを恐れ弾圧を強める中共。善と悪の対比を鋭く描く必読の論評