住民が撮影した「黒水」の映像。蛇口をひねると真っ黒な液体が流れ出した、2025年8月23日、山東省煙台市(SNS映像よりスクリーンショット)
先月は杭州でも「糞水混入」疑惑

蛇口をひねると「墨汁」? 中国各地で続く「危険な水道水」

山東省煙台市桃村鎮で8月23~24日、住民が蛇口をひねると流れ出たのは透明な水ではなく「墨汁のような黒い水」だった。悪臭も漂い、到底飲めるものではない。当局は「水管の破裂」と説明し、「汚染ではない」と主張したが、住民からは「水が外に漏れるなら分かるが、墨汁が逆流する理屈はない」と猛反発が起きている。

住民たちは次々と「墨汁のような水道水」を撮影してSNSに投稿し、「これは飲み水か、それとも墨汁か」と皮肉が飛び交った。住民は我先にとスーパーに押しかけ、水を買い占めた。

 

▶ 続きを読む
関連記事
中国経済の減速が深刻化している。不動産市場の急落や消費低迷、デフレ圧力が強まるなか、債務残高は対GDP比で300%を突破。従来の投資主導策が限界を迎えるなか、当局が活路を託す先端技術・AI戦略の行方を追う
「ひざまずく毛沢東」などの風刺作品を制作した中国人芸術家に懲役3年。妻も出国を制限され、7歳の息子も米国へ戻れない状態が続いている
倒れた高齢者を助けたら、約45万円を支払うことに。防犯カメラに一部始終が残っていてもこの結末。中国でまた「うかつに人助けできない」現実が波紋を広げている
中国で、ファーウェイは笑ってはいけない。「公衆トイレ→」の矢印が偶然ファーウェイを指して見え、ネットは大喜び。すると看板は交換され、矢印は別の方向へ。冗談の相手が悪かった
外資が去り、店が閉まり、仕事も減る。中国一の経済都市・上海で何が起きているのか。本紙記者が現地の声を聞いた