2025年9月14日、ネパール暫定政府の新首相スシラ・カルキ氏(右)がカトマンズの首相官邸に到着し、政府高官らが迎える。ネパールの新指導者は9月14日、前任者を退陣に追い込んだ「Z世代」の若者デモを受け、暫定首相としての職務を開始するにあたり、抗議者たちの「汚職撲滅」要求に従うことを誓った (Photo by PRABIN RANABHAT/AFP via Getty Images)

青ざめる中国共産党 ネパールの親中政権が崩壊 カルキ元最高裁長官が暫定政権の首相に

ネパールの大規模デモで親中だったオリ政権が倒れ、カルキ元最高裁長官が暫定政権の首相に就いた。政変をもたらしたデモの背景には、政府によるSNS規制だけでなく、政治家の腐敗に加え、富や就労機会がエリート層に偏っていることへのZ世代の怒りがある。専門家は中国共産党も対岸の火事ではないとの分析をしている。

9月9日、抗議者が警察車両に乗り、ネパール国旗を掲げてカトマンズの大統領府前に到着した。その前日、警察はソーシャルメディア禁止令や政府腐敗に反対するデモを弾圧していた。

ネパールでは「Z世代」の抗議が爆発し、親中共の共産党政権が崩壊した。抗議者は党本部の旗竿に登り、党旗を引きずり降ろした。直前まで北京の閲兵式に出席していたK.P.シャルマ・オリ首相は辞任し姿をくらました。この政変はネット上でも大きな話題となり、短期間での政権転覆は北京・中南海に衝撃を与えるとみられている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党大使の「武力を用いれば簡単に勝てる」との趣旨の発言に、フィリピンのマルコス大統領が「脅しに近い」と不快感を表明。南シナ海を巡る中比の対立が、外交の場でも深まっている。
アルジャジーラの潜入調査で、カンボジアの中国系実業家・鄧丕兵と中国共産党当局の接点が浮上した。鄧は中共軍に広州へ呼ばれ秘密協議を行ったと証言。中国共産党当局がカンボジア政府内部の人物に内通者になるよう持ちかけたとも語った
インドの首都で選挙人名簿改訂をめぐる抗議活動が続いている。野党は改訂が与党に有利だと批判し、最高裁へのデモ行進を計画。10月12日には安全上の理由から地下鉄6駅が閉鎖され、市内の道路でも交通規制が実施
フィリピン軍は、中共が9月に南シナ海の重要な敏感海域に派遣した軍艦と海警船の数が、ほぼ倍増したと明らかにした。先週末には、中共のJ-16戦闘機がフィリピンの哨戒機に危険な接近を行い、フィリピン側の抗議を招いた
中国の俳優・王星が昨年だまされてミャンマー東部ミャワディに連れ去られた事件で、新たな捜査資料が明らかになった。王星は4日間で3回転売され、人身売買組織は学歴やタイピング速度などを基準に被害者を値踏みし、最大20万元で売買していた