交流の名の下に 日本で進む中共の文化浸透
中国共産党(中共)による文化的浸透は、友好交流の名を借りて日本を含む自由社会の基盤を侵食している。日本では382件の友好都市提携(日本国自治体国際化協会北京事務所、2025年8月時点)、日中友好協会、13校の孔子学院が存在し、地域社会から学術界にまで広がっている。長年日中文化交流に携わった画家の宇宙大観氏は「日本ほど複雑かつ広範に中共の影響が広がっている国はない」と語り、米中関係を研究する法学博士の鄭存柱氏も「浸透は生活の隅々に及び、隠蔽的だ」と警告する。
宇宙大観氏によると、戦後の日本社会には、戦争への反省と中国に対する負い目が根強く存在した。だが、中国共産党と国民党、そして中国人民という複雑な概念を区別することはできず、中国全体を一括して「中国」として捉える傾向が強かった。
「その結果、日本人の間には懺悔と関係修復の思いが生まれた。さらに日本文化は中国から大きな影響を受けたこともあり、中国文化への愛着や山水風景への憧れ、中華料理やパンダへの好意といったものが、すべて『日中友好』という大きな枠にまとめられてしまったのだ」
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