2025年8月5日、ドイツは中共のスパイ事件の裁判を開始した(ドレスデン高等地裁)

ドイツ史上最大の中共スパイ事件 AfDクラ議員の元助手に懲役4年9か月

ドイツ連邦議会のマクシミリアン・クラ議員(AfD所属)の元助手、Jian G.が中国共産党の情報機関に協力し、欧州議会の内部資料やドイツ在住の中国人活動家に関する情報を収集していたとして、ドイツの裁判所は同氏に懲役4年9か月の実刑判決を言い渡した。

事件は2024年8月5日にドイツ・ドレスデン高等裁判所で開廷し、計13回の審理が行われた。審理にはJian G.とその共犯である中国人女性・Yaqi X.が被告として出廷した。冒頭で調査官が14ページに及ぶ起訴状を読み上げ、中共がドイツとEUの政治・軍事・経済分野に広範に浸透し、海外在住の反体制派を監視している実態が明らかにされた。

44歳のJian G. は留学でドイツへ渡り、その後ドイツ国籍を取得。2019年からは右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」所属のクラ議員(当時は欧州議会議員)の助手を務めた。

▶ 続きを読む
関連記事
米海軍に所属していた中国出身の水兵、魏金超被告が、中共のためにスパイ活動を行ったとして、連邦裁判所から禁錮200か月の実刑判決を言い渡された
カンボジア当局、太子集団創業者陳志を特殊詐欺容疑で中国へ送還。中共当局の態度は曖昧でメディア報道も遅れ、米起訴との対比で中共「駒」の疑惑浮上。送還背景に高官マネロン関与か
韓国検察は、国の中核となる半導体技術を中国に不正に流出させた疑いで、サムスン電子の元幹部や技術者ら10人を起訴。国家安全保障を揺るがす重大事件として波紋が広がっている
中共が深圳にある高度な機密施設で、最先端半導体の製造に不可欠なEUV露光装置を極秘裏に開発していると報じられた。関係者によると、すでに試作機は稼働可能な段階にあり、米国と同盟国が阻止してきた技術的節目に近づいているという
Xが導入した位置情報表示機能によって、「海外在住」を偽装していアカウントが、VPNなしで中国本土から直接ログインしていることが明らかになった。専門家は、この動きが中共政府のプロパガンダ活動や世論誘導戦略に関連する可能性が高いと警告している