(左)百色での洪水被害を訴える投稿。「広西百色の洪水をトレンド入りさせて!」、「なぜ百色の洪災は人気検索に上がらないのか」と怒りをあらわにする声も、2025年10月1日、中国版SNS微博より。(右)被害状況。(スクリーンショット)
被災者の叫びをかき消す「お祭り報道」

洪水被害は沈黙 お祭り気分のテレビ報道に不満噴出=中国【動画あり】

中国・広西チワン族自治区では、台風の影響による豪雨で洪水が発生し、10月2日時点で28本の河川が警戒水位を超えた。百色(ひゃくしょく)市や崇左(すうさ)市を中心に家屋や道路が水没し、住民が孤立する被害が出ている。しかし、国営メディアは災害をほとんど報じず、現地の声は遮断されている。

地元の消防当局によれば、洪水の深刻な地域では街全体が水にのまれ、住宅の1階から2階にまで達する浸水が確認され、商店街も完全に水没した。警戒水位を超えた河川はなお水位が上昇を続けているという。

現地の住民は「農作物はすべて流され、家の中も泥水でめちゃくちゃになった。どこへ避難すればいいのか分からない」と声を震わせた。別の住民も「水がどんどん上がってきて、逃げ遅れた高齢者もいた。自力で助け合うしかない」と語り、救援の遅れに強い不安を抱いている。

▶ 続きを読む
関連記事
中共中央軍事委副主席・張又俠失脚後、拘束場所に関しては、八一大楼、京西賓館、中央党校など複数説が飛び交った、北京市内で監視下に置かれているとの情報も伝わっている。
新刊『オンデマンドの殺人』の内容を紹介。中国で10年間に3度の肝移植を受けた女性の事例を引き合いに、中共による組織的な強制臓器収奪の実態を暴露。わずか2週間でドナーが現れる異常な移植システムの闇に迫る
2月21日、中国各地で山火事が相次ぎ、火勢が急速に拡大した。丙午の「火馬年」に当たる今年、広範囲の異常気象と火災の同時発生が注目を集めている
中共軍ナンバー2の張又俠をめぐる生存・死亡説や拘束説など、錯綜する内部情報をまとめた。習近平政権下での激しい権力闘争と、軍上層部で続く異例の事態。情報戦の裏で蠢く各派閥の思惑と、最新の動向を詳報
中国共産党の歴代指導部に蔓延する「後宮文化」の実態を、民主化運動家らが告発。女性を権力への報酬として扱う組織的な腐敗と、監視の欠如が生んだ特権階級の闇、そして告発者を弾圧する隠蔽体質を鋭く批判する