階段まで浸水した住宅、2025年10月、広西チワン族自治区百色市。(映像よりスクリーンショット)
救助を求める声は届かず

中国各地で洪水被害拡大 被災地からの救助要請が「検閲」され削除【動画あり】

日本ではほとんど報じられないが、中国では今、広範な洪水が続き、被災者の声そのものが消されている。

10月に入っても中国各地で豪雨がやまず、黄河流域を中心に深刻な洪水が広がっている。陝西省(せんせい)、河南(かなん)、内モンゴル自治区、広西(こうせい)チワン族自治区などでは広範囲にわたり農地が水没し、家屋や道路が流された。だが、家を失い野宿を強いられる被災者たちの救助要請は次々と削除され、現地の悲惨な実情は隠されたままだ。

 

▶ 続きを読む
関連記事
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている